【F1】10月から11月アタマに3レース追加…ニュルとイモラで久々の開催、ポルトガルGPが“復活”

2013年F1ニュルブルクリンク戦の模様。
2013年F1ニュルブルクリンク戦の模様。全 9 枚

24日、F1世界選手権シリーズの10月~11月アタマにかけての日程が新たに発表され、第11~13戦となる3レースが今季開催ラインアップに加わった。ニュルブルクリンクとイモラは久々の開催を迎え、ポルトガルGPが新たな開催地にて“復活”する。

コロナ禍の影響で開幕が遅れていた2020年のF1。7月に入って待望のスタートを切り、既に第1~3戦を3連戦の日程で実施済みだ。これまでにハッキリしていたのは、開幕から13週で第10戦までを消化する強行軍の7~9月スケジュール。それに続いて第11~13戦となるレースの日程が今回、追加で発表された(下記。レース名の欧文表記はF1公式サイト初期発表のもの)。

10月9~11日 ドイツ・ニュルブルクリンク
FORMULA 1 ARAMCO GROSSER PREIS DER EIFEL

10月23~25日 ポルトガル・ポルティマオ
FORMULA 1 HEINEKEN PORTUGUESE GRAND PRIX

10月31日~11月1日 イタリア・イモラ
FORMULA 1 EMIRATES GRAN PREMIO DELL’EMILIA ROMAGNA

ニュルとイモラは久々のF1公式戦開催で、ポルティマオはF1公式戦初開催。

まず第11戦はドイツのニュルブルクリンク、同地“GPコース”でのF1開催は2013年以来7年ぶりとなる。第10戦ロシアGPから中1週を挟んでの日程、ちなみにここは本来なら日本GP(鈴鹿)が開催されるはずだった“位置”である。今季ニュル戦の名称は“地域名”としてお馴染みのアイフェル(EIFEL)をとったと考えられる「アイフェルGP」に。

さらに中1週を挟んだ第12戦はポルトガルでの開催、F1公式戦を実施するのは初めてのポルティマオ(アルガルベ国際サーキット)が舞台となる。「ポルトガルGP」がF1公式戦カレンダーに名を連ねるのは1996年以来で、実に24年ぶり。

そのポルトガルGPから連戦の日程で、第13戦はイタリアのイモラへ。かつて主にサンマリノGPの名でF1カレンダーの常連だったイモラは、1994年にアイルトン・セナが天国へと旅立った地として有名である(サンマリノGPは“近く”のサンマリノ共和国の名を冠したGP名だった。同国は国土面積が小さく、「周囲がすべてイタリア」という地理的特徴を有する)。

イモラでのF1開催は2006年を最後に途絶えていたので、14年ぶりの開催ということに。なお、今季のイモラ戦は名称が「エミリア・ロマーニャGP」とされており、これはコースが所在する州の名にちなむものと見られる。また、このレースは通常より1日短い2デイでの開催予定とされた。予選までに通常は計3回あるフリー走行が1回になる模様。

今季、イタリアでのF1開催は第8戦モンツァ、第9戦ムジェロに続き、第13戦イモラで3レース目となる。

今回の発表では「南北アメリカ大陸での今季開催は断念」となった旨も報告された。今季の開催レース数はかねてから15~18が目標とされており、終盤戦にはバーレーン~アブダビでの開催(バーレーンは2連戦説濃厚)が内定しているので、現段階で15~18の範囲に達することは確定的になっている(もちろん予断を許さない状況は続くが)。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る