VWとアマゾンの「インダストリアルクラウド」、ABBなど11社が参画

フォルクスワーゲンインダストリアルクラウドのイメージ
フォルクスワーゲンインダストリアルクラウドのイメージ全 1 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は7月23日、「フォルクスワーゲン・インダストリアルクラウド」に、ABBなど国際企業11社が参画すると発表した。

フォルクスワーゲン・インダストリアルクラウドは、アマゾンウェブサービスと共同開発しているもの。これにより、フォルクスワーゲングループは、生産と物流の切れ目のないデジタル化のための基盤を構築する。

長期的には、1500社以上のサプライヤーが持つ3万以上の生産拠点を含めたフォルクスワーゲングループのグローバルサプライチェーンを網羅する計画だ。さらに将来的には、フォルクスワーゲンインダストリアルクラウドは他のパートナーも、プラットフォームとして利用できるようにしていく。

フォルクスワーゲン・インダストリアルクラウドの開発を通して、フォルクスワーゲングループは生産と物流のシームレスなデジタル化の基盤を築く。これまでは工場間で違いがあったが、今後は、生産計画や在庫管理など、機械、設備、システムの生産レベルでのITは、フォルクスワーゲングループの122の生産工場全てで標準化され、ネットワーク化される。

データ交換が容易なクラウドベースのプラットフォームは、フォルクスワーゲングループが、さまざまな場所で迅速に新しいテクノロジーとイノベーションを提供するために、不可欠な前提条件になるという。これらには、スマートロボット工学、それぞれの工場での製造プロセスの分析とチェックのためのデータ分析機能が含まれる。クラウドベースのプラットフォームを使用すると、例えば、製造現場のシステムセキュリティなどの新しいアプリケーションを、世界中のあらゆる場所に直接展開することができる。

このフォルクスワーゲン・インダストリアルクラウドに、国際企業11社が新たに参画する。世界最高峰のEVレース、「フォーミュラE」をサポートしているABBなど11社が加わった。フォルクスワーゲングループは、最初のステップとして11社がフォルクスワーゲンインダストリアルクラウド経由で、ソフトウェアアプリケーションを利用できるようになる、としている。

《森脇稔》

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