BMW 3シリーズEV、開発着々と…最大530ps?「i4」との差別化はどうなる?

BMW 3シリーズ EV 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
BMW 3シリーズ EV 市販型プロトタイプ(スクープ写真)全 13 枚

BMWは、主力セダン『3シリーズ』に新たに設定される電気自動車(EV)の開発を進めているが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。

フードの一部と、ベルトライン以下がカモフラージュされた『3シリーズEV』(仮称)のプロトタイプ。内燃機関3シリーズに対し、バンパーコーナーに垂直の開口部を追加、センターにワイドなエアインテーク、『iX3』同様のクローズドグリルが装着され、差別化されたフロントマスクが予想される。

デザインの多くは共通と見られるが、当然排気システムは持たないため、独自のリアバンパーとなるだろう。また、市販型では、大型バッテリーパックを搭載するために中国市場に投入されているLWB(ロングホイールベース)バージョンがベースとなる。

BMW 3シリーズ EV 市販型プロトタイプ(スクープ写真)BMW 3シリーズ EV 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
EVパワートレインは明かされていないが、『i4』と共通なら80+kWhのバッテリーを搭載し、最高出力530ps、0-100km/h加速は4秒、航続距離はWLTPサイクルで600km(373マイル)のパフォーマンスを発揮する可能性がある。

ただしi4との差別化も考慮すると、3シリーズEVがそれほど強力なスペックを持たない可能性も大いにある。74kWhのバッテリーパックに、『iX3』と同じ最高出力286ps、最大トルク400Nmを発揮するリア電動eモーターを搭載、WLTPサイクルでの航続距離は273マイル(440km)という線も考えられる。

気になる車名だが、海外の一部メディアで『i3』とされている。しかし、同社には2024年まで継続されるとみられる電動コンパクトハッチ「i3」が存在しており、その可能性は低いと考えて良いだろう。

3シリーズEVのワールドプレミアは最速で2020年内、あるいは2021年前半の登場が期待されている。

新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る