スズキ Sクロスに新世代スマートハイブリッド、燃費18.55km/リットル…インドでクラス最高

現行型は2013年登場のクロスオーバー車

1.5リットルエンジン+リチウムイオンバッテリー

クラウドに接続する「SmartPlayスタジオ」

マルチスズキ Sクロス(SX4 Sクロスに相当)の新世代スマートハイブリッド搭載車
マルチスズキ Sクロス(SX4 Sクロスに相当)の新世代スマートハイブリッド搭載車全 8 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は8月5日、『Sクロス』(日本名:『SX4 Sクロス』に相当)の新世代スマートハイブリッド搭載車をインドで発表した。

現行型は2013年登場のクロスオーバー車

SX4 Sクロスは2013年3月、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2013で発表された。先代モデルに対して、SUVの要素を取り入れ、新たなクロスオーバー車として登場した。

最新モデルには、新デザインのフロントマスクを採用した。グリルは現行の横基調から、大胆な縦メッキに変更。LEDヘッドライトやバンパー、ボンネットも新デザインとなり、表情を一新している。室内は、マルチメディアシステムや安全装備をアップデート。インフォテインメントは、7インチのタッチパネルに進化した。安全面では、レーダー付きのブレーキサポートや、アダプティブクルーズコントロールが用意された。

1.5リットルエンジン+リチウムイオンバッテリー

マルチスズキは、このSクロスの新世代スマートハイブリッド搭載車をインドで発表した。Sクロスの新世代スマートハイブリッドは、「プログレッシブスマートハイブリッドテクノロジー」と呼ばれ、排ガス基準の「BS6」に適合した1.5リットル直列4気筒ガソリン「Kシリーズ」エンジンに組み合わせられる。バッテリーは、リチウムイオンの「デュアルバッテリーシステム」とした。

新世代のスマートハイブリッドシステムは、最適な加速とパフォーマンス、燃費に加えて、エンジンスタート&ストップ、トルクアシスト、ブレーキエネルギー回生などの機能を備える。このエンジンは、エネルギー効率の高い運転体験を可能にした。最大出力は105hp/ 6000rpm、最大トルクは14.1kgm/4400rpmを引き出す。このエンジンは、振り子マウントエンジンによって、優れたNVH性能を追求している。

トランスミッションは、5速MTと4速ATを用意した。4速ATは、ヒルホールドアシスト機能を標準で備える。また、燃費は5速MT車が18.55km/リットル、4速AT車が18.43km/リットル。マルチスズキによると、クラス最高という。

クラウドに接続する「SmartPlayスタジオ」

7インチの静電容量式タッチスクリーンインフォテインメントシステムを備えた「SmartPlayスタジオ」は、クラウドに接続して、車内エクスペリエンスを強化する。最新の交通情報の更新、音声認識、「Smartplay スタジオアプリ」によるAHAラジオを介したオンラインコンテンツにアクセスできる。Apple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」にも対応させた。

インテリアは、革張りのダッシュボード、ステアリングホイール、シートを装備した。自動雨滴感知ワイパー、自動プロジェクターLEDヘッドランプ、クルーズコントロールも採用される。

自動調光式ルームミラー、リアパーキングカメラ、ギアシフトインジケーターなど、多くの便利な機能を導入する。さらに、「NEXAセーフティシールド」として、最新の安全装備が全車に標準装備された。これらには、デュアルフロントエアバッグ、EBD付きABS、シートベルトリマインダー、リアパーキングアシスト、高速警告アラート、リバースパーキングセンサー、ISOFIXチャイルドシートレストレーションシステムが含まれている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る