キッチンカー、軽キャンピングカー、ペーパードライバー講習…ウィズコロナをGoogle検索トレンドに見る

キッチンカー(イメージ)
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5月25日の全国緊急事態宣言解除を受け、6月から7月にかけて、人々の生活はそれまでの自粛モードから“再開モード”へと切り替わった。Google(グーグル)がGoogleトレンドのデータをもとに、新しく生まれたニーズや新しく人々に定着しそうな生活習慣について考察した。

●検索動向で見えた“再開モード”

人々が活動を再開した“再開モード”。それは検索動向に顕著に表れている。Googleによると、自粛モード中は外食を控えていた人が多く、飲食店の検索量は大きく減少していた。しかし7月現在、今いる場所から近くのラーメン屋や居酒屋など必要なお店を探す「近くのxx」検索は、例年と同じような推移に戻ってきている。

ここで特徴的なのは、「レストランテラス」検索の上昇だ。6月中旬から7月初旬にかけて、例年の検索量を上回る伸びを示しているという。「お店コロナ対策」も都市圏を中心に、4月のピークからいったん下がり、再度上昇して7月に入りまたピークとなった。「キッチンカー」という検索量が伸びているのも同じ理由だろう、とGoogleでは推測する。

●夏休みどうする?

Googleでは検索クエリから新たなニーズを考察した。毎年7月ごろに上昇する「夏休み」の検索量は、例年の半分にもならないいっぽうで、例年にはなかった「夏休みどうなる」の検索は増えている。「県内旅行」も今夏新たに上昇を見せた検索クエリだ。

また、自動車にも新しい変化が生まれており、「軽キャンピングカー」の伸びはキャンプ利用を想定していると考えられるが、もしかしたら仕事部屋としての需要も兼ねているのかもしれない。

自動車領域ではこれからの新しい移動手段と捉える動きが表れている。「ペーパードライバー講習」の検索量は7月に入っても伸び続けている。「レンタカー」は、例年を下回る検索量のままだが、「カーシェア」は、レンタカーと比較すると検索の絶対量は少ないものの、夏に向けて例年通りのニーズが戻ってきているようだ。カーシェアリングの例カーシェアリングの例

●「ガレージハウス」など新たな“住”ニーズ

自宅で過ごす時間が長くなったことで、人々の“住”に対する意識が深まっていったようだ。Googleによると、自宅環境をよくしていく検索クエリが増え、“住む環境を変える”というニーズの変化も検索クエリから見えてきたという。

例えば「賃貸戸建て」という検索クエリ。自宅滞在時間が長いからこそ、広さや部屋数、そして他人との距離などを意識した、新しい選択基準が表れたのではないか。賃貸との関連検索では、「宮古島」や「ガレージハウス」も急上昇している。「別荘中古」の検索量も例年にはない伸びを見せている。これは“新しい移動手段”と“新しい住”を掛け合わせた、新たなニーズと言えるかもしれない。

●“コロナ前”に戻るわけではない

Googleは検索動向を見て、人々は注意しながらも再開モードとなっていることがわかる、とする。同時に、ポストコロナに備えた、覚悟や気持ちの切り替えのようなものも見られるという。こういった中から、新たなニーズが芽生えてくると言える。

《高木啓》

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