東京発のお出かけ需要、山梨県・長野県行きが増加---緊急事態解除後 ナビタイム検索

富士急ハイランド
富士急ハイランド全 4 枚

ナビタイムジャパンは、新型コロナウイルスに関するお出かけ需要の変化を分析。緊急事態宣言の解除後に山梨県や長野県への検索が増加していることがわかった。

分析は、同社が提供する各種ナビゲーションサービスから同意を得て取得した経路検索条件データを活用。公共交通と自動車を対象に、東京都内を出発地として検索された土日祝日のデータを集計し、休日のお出かけ需要を分析した。

分析結果によると、山梨県や長野県への検索は、緊急事態宣言の解除後に増加している。7月23~26日の4連休を含む7月20日週は天気が芳しくなかったものの、夏休みが始まった7月27日週は天気も良く増加傾向。山梨県の7月27日週の検索数は、2月3日と同程度(99%)となっている。これら地域は、東京近隣のため車で出かけやすい県であり、外出先として人気が上がっていると考えられる。

一方、大都市圏への検索は、緊急事態宣言の解除後もあまり増えていない。東京都からの7月27日週の検索数を2月3日週と比べると、大阪府33%、愛知県32%、福岡県32%といずれも2月3日週の3割程度にとどまっている。

次に、東京都からの検索数が増加傾向にある山梨県と長野県を対象に、目的地として検索されたスポットを集計した。期間は7月23日~26日および8月1日・2日、東京都内を出発地として検索されたデータを対象としている。

分析結果によると、山梨県のトップ3は富士急ハイランド、ほったらかし温泉 あっちの湯・こっちの湯、山中湖。長野県は軽井沢・プリンスショッピングプラザ、松本城、上高地。緊急事態宣言中は、生活雑貨や日用品に関するスポットが多く検索されていたが、観光スポットや温泉・宿泊地が多くランクインしていることから、観光目的での需要が多いことがわかる。また、温泉や湖などの自然に関するスポットが多くランクインしていることから、3密を避けたお出かけの需要があると考えられる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  2. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る