ZFが赤字計上、電動化や自動運転への投資は継続 2020年上半期決算

ZF本社
ZF本社全 3 枚

ZFは8月7日、2020年上半期(1~6月)の決算を発表した。

【画像全3枚】

同社の発表によると、上半期の売上高は、135億ユーロ(約1兆7040億円)。前年同期の184億ユーロに対して、26.7%減と、2年連続のマイナスだった。

また、上半期の最終損益は、9億1100万ユーロ(約115億円)の赤字。前年同期の1億6600万ユーロの黒字に対して、赤字を計上している。

赤字を計上した要因としては、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大によって、需要が減少したのが大きい。工場の生産の一時停止の影響も受けた。

ZFは、新型コロナウイルスの影響による市場の回復の遅れを考慮しながら、新しい状況に適応させ、持続的な収益を達成するために取り組んでいる。Eモビリティや自動運転などの最先端テクノロジーへの投資を継続し、ビジネスを獲得することで、将来の財務的独立性をさらに強化していく。

ZFのウォルフ=ヘニング・シャイダーCEOは、「下半期は、あらゆる場所での生産を強化し、業績を回復させる。今後数か月の間に新型コロナウイルスの感染拡大がなく、下半期の市況が前年のマイナス10~15%という予想の範囲内にある場合、通期では調整後EBITの黒字を達成することが可能」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
  2. 【BMW 120d 新型試乗】BMWのディーゼルが凄いことになっている!…中村孝仁
  3. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
  4. アウディの5気筒エンジン、2026年に誕生50周年…最新の『RS 3』が伝統を継承
  5. トヨタ、新型スポーツカーを予告…12月5日ワールドプレミアへ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る