国土交通省は8月20日、ETC2.0プローブデータによるお盆期間の旅行速度分析で、主要観光地付近45カ所のうち、平均旅行速度が関東地方を中心に19カ所で、緊急事態宣言下よりも旅行速度が低下し、主要観光地の半数弱で例年並みの混雑が発生していたと発表した。
ETC2.0システムを通じて収集したプローブデータを活用してお盆期間中の主要観光地周辺の自動車旅行速度を集計した。この結果、主要観光地付近の平均旅行速度は、関東地方を中心に19カ所で、緊急事態宣言下よりも旅行速度が低下、昨年度のお盆期間と同等の旅行速度となった。例年同様の混雑が発生していた模様だ。
4カ所所の観光地付近では、緊急事態宣言下と同等の旅行速度で、昨年度のお盆期間よりも速い旅行速度となっており、混雑は例年より緩和していた。
都道府県別平均旅行速度では、多くの都道府県で前の週よりも旅行速度が上昇したものの、山梨県など、一部の府県では、前の週よりも旅行速度が低下した。
全国ブロック別旅行速度の推移(2020年1月から)