[カーオーディオ・インストレーション]外部パワーアンプ…電源確保

外部パワーアンプの一例(モレル)。
外部パワーアンプの一例(モレル)。全 1 枚

さまざまなセオリーやコツが存在しているカーオーディオユニットの取付作業。当コーナーではそういったセオリーやコツの1つ1つにスポットを当てながら、カーオーディオの面白さや奥深さをも明らかにしようと試みている。

今回からは新たな章に突入し、「外部パワーアンプ」の取り付けにまつわるあれこれを考察していく。

さて、「外部パワーアンプ」の取り付けにおいてのポイントは、大きくは3つある。1つが「電源配線に関すること」、2つ目が「信号配線に関すること」、そして3つ目が「固定に関すること」、以上だ。

今回はまず、「電源配線に関すること」について解説していく。なお、「外部パワーアンプ」はもちろんのこと、「パワードサブウーファー」や「パワーアンプ内蔵DSP」といったパワーアンプを組み入れている機器の電源配線においては、プラス電源を車載のメインバッテリーから直接引き込む“バッ直”というやり方が成されるのが一般的だ。なぜなら音楽信号の増幅を行うパワーアンプは、小型で非力なものであってもある程度大きな電力を必要とする。ゆえに、他の電装品と電源配線を共有するよりも専用の回線を引いた方が、動作が安定し音にも好影響がもたらされるのだ。

ただし一部の「パワーアンプ内蔵DSP」に関しては、内蔵されているパワーアンプの規模がメインユニットのそれと同程度である場合があり、そのときには必ずしも“バッ直”されなかったりもする。しかし前の章で解説したように、メインユニットについても音にこだわろうとするときには“バッ直”が行われる。ゆえに、内蔵パワーアンプの出力が小さなタイプであったとしても、“バッ直”した方が音的には有利だ。

というわけなので、メインユニットの内蔵パワーアンプと比べて絶対的にハイパワーである「外部パワーアンプ」の取り付けにおいては、“バッ直”が成される場合の方が圧倒的に多い。

なお、“バッ直”をするにあたっては、安全面に配慮することも重要なセオリーとなる。で、これについても注意事項がいくつかあるのだが、もっとも重要なのは、メインバッテリーの近くに適切な容量の「ヒューズ」を設定することだ。これを行っておけば、“バッ直”に使われるパワーケーブルがどこかしらで断線し、その切れた導体がボディに触れて“ショート”が引き起こされたとしても、「ヒューズ」が素早く切れて過電流をストップしてくれる。“ショート”は至って危険なトラブルだ。大量の電気が一気に流れ出すので、ケーブルの被膜が瞬時に溶け出し、最悪、火災も起こり得る。ゆえにこれへの対策はマストとなるのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回もこれに引き続き「外部パワーアンプ」の取り付けに関する注意点を紹介していく。お楽しみに。

カーオーディオ・インストレーション百科 Part5「外部パワーアンプ」編 その1・電源確保について

《太田祥三》

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