スバル フォレスター、最新アイサイトなど装備…2021年型を10月米国発売

安全面を中心に装備を充実

最新アイサイト標準装備

車内のWi-Fi ホットスポット化が可能

スポーツグレードを継続設定

スバル・フォレスター(米国仕様)
スバル・フォレスター(米国仕様)全 13 枚

SUBARU(スバル)の米国部門は8月19日、『フォレスター』(SUBARU Forester)の2021年モデルを発表した。10月、米国市場で発売される予定だ。

フォレスターは、『レガシィアウトバック』と並ぶ米国市場におけるスバルの主力車種だ。現行型は5世代目モデルで、2018年春、米国で開催されたニューヨークモーターショー2018でワールドプレミアされた。

安全面を中心に装備を充実

現行型のデビュー2年を経て、米国で発表された2021年モデルでは、ベースグレードと「プレミアム」グレードに、夜間走行時の視認性を向上させる「ハイビームアシスト」と、「ステアリングレスポンシブLEDヘッドライト」を標準装備した。これらの装備は、従来は「リミテッド」と「ツーリング」グレードのみが標準だった。

2021年モデルには、後席のシートベルトリマインダーを追加した。これにより、すべての乗員が、メーターパネルからの音声と視覚による警告で、シートベルトを着用するように促される。

また、2021年モデルのプレミアムには、プッシュボタン式のエンジンスタート、フォグランプ、キーレスアクセスが標準装備された。「スポーツ」グレードには、「レーンチェンジアシスト」、「リアクロストラフィックアラート」、「ブラインドスポットディテクション」が追加された。これらの安全システムは、従来はオプションだった。

最新アイサイト標準装備

2021年モデルには最新のアイサイトを、全グレードに標準装備した。レーンセンタリングとレーン逸脱防止機能が備わる。後退時自動ブレーキにより、車両後退時の衝突回避または衝突による被害軽減を図る。後側方警戒支援システムにより、自車の後側方から接近する車両を検知する。

「ドライバーモニタリングシステム」(米国仕様システム名称「DriverFocus」)を搭載する。これは、ドライバーの居眠りやわき見運転を検知する機能だけでなく、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録したドライバーごとに自動調整する乗員認識技術となる。

2021年モデルには、リアシートリマインダーを標準装備した。子どもやペットの車内に置き忘れを防ぐように設計されたこのシステムは、車を降りる前にリアシートを確認するよう、ドライバーに警告する。

車内のWi-Fi ホットスポット化が可能

2021年モデルには、最新の車載コネクティビティを採用する。車内のWi-Fi ホットスポット化やリモートエンジンスタートなど、機能性の高いテレマティクスシステムを導入する。

また、最大で8インチの「STARLINK」マルチメディアシステムを設定し、最新のインフォテインメントシステムを導入する。アップルの「CarPlay」やグーグルの「Android Auto」に対応している。

さらに、前席に加え、後席用に最大2.1A出力の充電USBポートを装備する。きめ細やかな空調設定ができ、乗員数に応じた空調作動が可能な空調HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)を採用している。

スポーツグレードを継続設定

2021年モデルには、スポーツグレードを継続設定する。スポーツはアウトドアを楽しみたい顧客に向けたスポーティグレードだ。フロントのスポーツグリルは、ブラックのグロス仕上げ。ルーフスポイラーや18インチアルミホイールも、ブラック仕上げとした。アンダーガードやルーフレールには、オレンジのアクセントが配される。

インテリアは、ダークグレーとブラックをベースに、センターコンソールやシートステッチにオレンジのアクセントカラーを配した。これにより、アクティブさを強調している。

スポーツグレードには、「SI-DRIVE」を搭載する。SI-DRIVEは3つの走行特性を使い分けることができるスバル独自のドライブアシストシステムだ。エンジン性能を最大限に引き出すレスポンス重視の「スポーツ・シャープモード(Sシャープ)」。どの車速域からでもリニアな加速が可能な「スポーツモード(S)」。さらに、エコドライブを追求する「インテリジェントモード(I)」から選択できる。

ドライバーは、センターコンソール上のSI-DRIVEセレクターを操作する。これにより、直噴2.5リットル水平対向4気筒ガソリンエンジン(米国仕様の場合、最大出力182hp、最大トルク24.3kgm)の出力特性が変化する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る