国土交通省は8月26日、「型式指定制度における完成検査の改善・合理化の方向性」中間とりまとめで、継続的な検討が必要とされた事項について議論するため、9月2日に「完成検査の改善・合理化に向けた検討会」を開催すると発表した。
日産自動車やスバル、スズキなど、複数の自動車メーカーが完成検査での不正が相次いで発覚したことを受け、国土交通省は「適切な完成検査を確保するためのタスクフォース」を設置、2018年3月に検討結果をとりまとめた。
とりまとめでは、適切な完成検査を確保するための方策として、ルールの規範性向上と、自動車メーカーに対する監査の見直しが提言された。加えて「技術進展等に対応した完成検査の改善・合理化の促進」も掲げられた。
提言を踏まえ2019年4月に「完成検査の改善・合理化に向けた検討会」を設置して議論、2020年4月に「型式指定制度における完成検査の改善・合理化の方向性」中間とりまとめを策定した。
今回、検討会を開催して中間とりまとめで、継続的な検討が必要とされた事項について2020年度に検討するテーマや、個別検討テーマの進捗や進め方などを議論する。