チャイルドシート義務化20年、8割以上が「使ってよかった」…どうやって座らせる?

チャイルドシート
チャイルドシート全 6 枚

三井ダイレクト損害保険は、義務化から今年で20年となるチャイルドシートの使用に関する調査を、子どもがいる全国20代から40代の男女1103人を対象に実施。その結果を発表した。

調査結果によると、子どもにチャイルドシートへの着席を嫌がられ、苦労をした経験があると73.1%が回答した。「毎回苦労している」と答えた人は20代の27.0%に対して、30代は16.5%、40代は6.4%となり、若い親の方がより苦労している傾向が見られた。苦労した経験がある人のうち34.7%は、子どもがチャイルドシートを嫌がったので車の利用自体を断念した経験があると回答。ここでも年代によりその傾向に差があり、40代が20.1%だったのに対し、30代では36.5%、さらに20代では40代の2倍以上となる43.8%となった。

苦労した経験がある人に、その対処法として効果的だったと思うものを聞いたところ、トップは全年代共通で「飲み物・食べ物を用意した」で52.1%だった。2位は「おもちゃ・絵本など遊ぶものを用意した」で50.5%。子どもが喜んだり、楽しむものを与える方法が効果的という結果だった。その一方、「泣いても気にせず、強引に乗せた」も32.5%おり、親の苦労を垣間見ることができた。

苦労した経験を持つ人も多いチャイルドシートだが、81.3%が「使っていてよかったと思ったことがある」と回答。そう思った経験として「急ブレーキをかけた時」をあげた人が多く見られた。中には実際に事故に遭ったが子どもが無事だったという人も。実際に危険な体験をした時にチャイルドシートの価値を実感しているようだ。

しかし、6歳未満の子どもへのチャイルドシート使用義務については、9.1%が「知らない」と回答。交通事故時にチャイルドシートを使っていないと過失割合が加算される場合があることを「知らない」という回答も12.8%あった。

《纐纈敏也@DAYS》

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