マクラーレン セナ、米国4サーキットのラップタイム記録を更新…『モータートレンド』など4メディア

0~100km/h加速2.8秒で最高速340km/h

アクティブエアロ&サスペンション

専用のピレリ製タイヤにカーボンセラミックブレーキ

『モータートレンド』はラグナセカで新記録

マクラーレン・セナ
マクラーレン・セナ全 11 枚

マクラーレンオートモーティブは8月27日、スーパーカーのマクラーレン『セナ』(McLaren Senna)が、米国の4つの主要サーキットのラップタイム記録を更新した、と発表した。

写真:マクラーレン・セナ

0~100km/h加速2.8秒で最高速340km/h

マクラーレン セナは、伝説のF1ドライバー、故アイルトン・セナの名前を冠したスーパーカーだ。ミッドシップに4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最大出力800ps、最大トルク81.6kgmを発生する。このスペックは、マクラーレンの内燃エンジン搭載の市販車としては、史上最強となる。トランスミッションはパドルシフト付きの7速デュアルクラッチを組み合わせた。

また、第3世代の「カーボンファイバーモノケージ」の採用をはじめ、すべてのボディパネルをカーボンファイバー化した。これにより、車両重量は『マクラーレンF1』(1993~1998年)以来、最も軽量な1198kgとした。パワーウェイトレシオは、およそ1.49kg/psだ。マクラーレン セナの動力性能は、0~100km/h加速2.8秒、0~200km/h加速6.8秒。最高速は340km/hに到達と、世界屈指の性能を備えたスーパーカーになる。

アクティブエアロ&サスペンション

サスペンションには、「レースアクティブ・シャシー・コントロールII(RCC II)」を採用する。このシステムは、フロントとリアがダブルウィシュボーン式で、アダプティブダンパーは、前後左右が油圧式で相互接続されている。加速度計やダンパー当たり2つの圧力センサー、複数の車体センサーなど、センサー類からのデータは、ダンピングの反応を高めるために、2ミリ秒以内に分析と対応を行う。「レースモード」では、サスペンションの剛性が大幅に増加し、最低地上高が下がり、重心もより低くなる。

最高速は、レースモードでは無制限だが、250km/hを超えると、エアロブレードとリアウィングがダウンフォースのレベルを最大に保ち、速度が上がり続けてサスペンションとタイヤに過剰な負担をかけないように、アクティブに調整を行う。ドライバーは、「アクティブ・ダイナミック・パネル」を使ってハンドリング・パラメータを調整し、「コンフォート」、「スポーツ」、「トラック」の各モードを選択できる。レースモードの選択は、ルーフに取り付けられたパネルを通じて行う。フロントとリアのアクティブエアロダイナミクス、大型リアウィングにより、250km/h走行時に、800kgのダウンフォースを獲得する。

専用のピレリ製タイヤにカーボンセラミックブレーキ

専用タイヤは、ピレリと共同開発された、このピレリ「P Zero Trofeo R」タイヤは、フロントが245/35 ZR19、リアが315/30 ZR20。左右非対象なトレッドパターンがラテラルグリップを高め、特別な構造がコーナーリングでの安定性を維持する。制動距離の短縮、性能持続性の改善、フロントとリアアクスルのリアクション統合、直進性とステアリングの反応向上を目指して、コンパウンドを改良した。

ブレーキシステムには、「CCM-R」カーボンセラミックディスクを採用した。冷却ベーンは成型ではなく、ディスクを使って機械加工された。F1にインスパイアされたフロントのキャリパーは、ペダルの感覚を維持するために超剛性仕様のモノブロックデザインとし、温度を下げるために6つのベンチレーテッドタイプピストンが使用されている。

『モータートレンド』はラグナセカで新記録

このマクラーレン セナが、米国の4つの主要サーキットのラップタイム記録を更新した。その手法は、米国の4つの有力自動車メディアが、セナを各サーキットに持ち込み、ラップタイムを計測するというものだった。

『Automobile』は、アンディ・ピルグリムを起用した「プロレーサーズテイク」において、セナをケンタッキー州のNCMモータースポーツパーク・フルコースでタイムアタック。その結果、2分02秒86という量産車の最速記録を樹立した。

『Road and Track』は、セナを全長3.2kmのNCMウエストサーキットでテストした。1分23秒34の新記録を達成し、ドライバーは「マインドワープ」と表現した。4コーナーでは、横方向加速度が1.64Gを記録した。

『Car and Driver』は、セナをバージニア・インターナショナル・レースウェイに持ち込んだ。グランドコース(全長6.6km)を2分34秒9で周回し、バージニア・インターナショナル・レースウェイの量産車の最速記録を達成した。セナは、フロントストレートで最高速278km/h、1コーナーで横方向加速度1.23Gに到達。平均車速216km/hを記録し、優れたサーキット性能を証明した。

最後に、『モータートレンド』は、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカでセナのタイムアタックを敢行し、1分27秒62の新記録を打ち立てた。ウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカを1分28秒以下で周回した最初の量産車になった。なお、セナは2020年1月、『モータートレンド』恒例の「ワールドグレイテストドラッグレース9」に出走し、競合他車よりも優れた結果を残している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞのピックアップトラック『D-MAX』、タイからの並行輸入で7月1日発売…税抜1000万円
  2. ホンダ『シビックタイプR』受注停止のままモデルチェンジへ、登場は2026年秋か…最終デザイン
  3. 「第3のエコカー」10年ぶり全面刷新か? ダイハツ『ミライース』DNGA採用で燃費さらに向上へ
  4. 三菱『パジェロミニ』を北米投入か? 「ベイビー・パジェロ」は新たな武器になる!
  5. ランボルギーニの世界15台限定スーパーカー『Fenomeno Roadster』、ブリヂストン「POTENZA SPORT」新車装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  2. 日立製作所、製造業向けAIエージェント「品質ナレッジシステム」開発…トラブル対応事例の検索時間を約9割削減
  3. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  4. 超高硬度クロムめっき、EV・半導体部品の長寿命化に貢献…大型量産設備をサン工業が稼働 
  5. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
ランキングをもっと見る