ホンダ NSX、量産ハイブリッド車の新記録…パイクスピーク2020

パイクスピーク国際ヒルクライムに参戦したアキュラNSX
パイクスピーク国際ヒルクライムに参戦したアキュラNSX全 4 枚

ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは8月31日、『NSX』(Acura NSX)が米国コロラド州で開催された「第98回パイクスピーク国際ヒルクライム」において、量産ハイブリッド車の新記録を達成した、と発表した。

写真:パイクスピーク国際ヒルクライムに参戦したアキュラ(ホンダ)NSX

NSXの最新モデルには、軽量ボディのミッドシップに、直噴3.5リットル(3493cc)V型6気筒ツインターボエンジンを搭載する。高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステム、「スポーツハイブリッド SH-AWD」を採用しており、フロントにモーターを2個、リアに9速デュアルクラッチトランスミッションと一体設計する形で1個、合計3個のモーターをレイアウトした。前輪の左右を独立した2つのモーターを使い、四輪の駆動力を制御するトルクベクタリングを可能にする電動式4WDハイブリッドとなる。

米国仕様車のスペックは、エンジンの最大出力が500hp/6500-7500rpm、最大トルクが56.1kgm/2000-6000rpmだ。モーターの最大出力が73hp。システム全体で573hpのパワーと、65.8kgmのトルクを獲得している。

このNSXが、第98回パイクスピーク国際ヒルクライムにおいて、量産ハイブリッド車の新記録を達成した。パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレースとして知られる。

競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300mだ。標高差は1500m、コーナー数は156。内燃機関で駆動する車両は、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンする。

NSXは「タイムアタック1」クラスにエントリーした。ドライバーは、ホンダの北米パワートレイン開発グループのジェームズ・ロビンソン氏が担当した。NSXはパイクスピークを10分01秒913のタイムで駆け上がり、2018年に同じくNSXが樹立した10分02秒448を上回り、量産ハイブリッド車の新記録を達成している。

《森脇稔》

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