アウディ A3 新型に天然ガス車「g-tron」、航続495km…欧州発表

1.5リットル直4ターボを核にしたCNGシステム

高いクオリティを追求した内外装

最新の先進運転支援システム

アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型
アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型全 16 枚

アウディは9月15日、新型『A3スポーツバック』のCNG(天然ガス)仕様車、新型『A3スポーツバックg-tron』(Audi A3 Sportback g-tron)を欧州で発表した。

写真:アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型

アウディは、CNG(天然ガス)車のラインナップに積極的な自動車メーカーのひとつだ。欧州では「g-tron」のシリーズ名を冠し、『A4アバント』や『A5スポーツバック』などにg-tronを用意している。

1.5リットル直4ターボを核にしたCNGシステム

新型A3スポーツバックg-tronには、直噴1.5リットル直列4気筒ターボ「TFSI」エンジンを積む「30 g-tron」グレードが用意される。ターボチャージャーには、可変タービンジオメトリーが採用され、排気ガスのエネルギーを効率良く利用する。ミラーバーンシステムも導入されており、燃費性能を追求している。

シリンダーヘッド、噴射システム、ターボチャージャー、触媒コンバーターは、CNGエンジンに合わせて変更されており、最大出力131hpを発生する。最大トルクは20.4kgmで、1400~4000rpmの実用域で引き出される。トランスミッションは、7速「Sトロニック」を組み合わせた。アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型

新型の床下には、進行方向に垂直に3つのCNGタンクを搭載する。ガソリンタンクの前には、約4kgの容量のCNGタンクを配置した。約7kgの容量を備えた2つの大型CNGタンクは、トランクの床下にレイアウトされている。CNGタンクは複合素材で作られており、重量は26kg。超高強度のアウターシェルは2層構造で、内側にカーボンファイバー強化ポリマー(CFRP)、外側にガラスファイバー強化ポリマー(GFRP)を使用して、衝突時の安全性を追求している。

4気筒エンジンは常にCNGモードで始動し、通常の走行条件ではわずかな量のガソリンしか噴射しない。CNGタンクの圧力が一定の値を下回ると、エンジンはガソリンモードに切り替わる。切り替えは自然で、ドライバーが気づかないレベルという。

環境性能は高く、100km走行するのに必要なCNGは、3.5~3.6kg、CO2排出量は96~99g/kmだ。ガソリン併用で、航続は最大495km(NEDC:新欧州サイクル)に延びる。動力性能は0~100km/h加速が9.7秒、最高速が211km/hだ。アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型

高いクオリティを追求した内外装

コンパクトなプロポーションとスポーティなデザインが特長だ。コンパクトなボディサイズに、広い室内を追求する。フロントには、ワイドなシングルフレームグリルと大型エアインテークを装着する。ショルダーラインは、ヘッドライトからリアライトまで、滑らかに伸びている。ショルダーラインから下のボディパネルには、アウディの新しいデザイン要素が導入され、ホイールアーチをより強調する凹面形状とした。

オプションの「マトリクスLEDヘッドライト」には、デジタルデイタイムランニングライトを採用する。このライトは、3×5配列のLEDで構成された。個性的なライトシグネチャーを生み出すことで、新型であることを、すぐに識別できるという。

インテリアには、新しいシフトレバー、アルミまたはカーボンのインレイ、新デザインのドアオープナー、ブラックパネル調のインストルメントパネルなどが採用され、高いクオリティが追求されている。

荷室は280リットルの容量を備える。後席を折りたためば、最大で1100リットルに拡大する。積載フロアは、異なる高さに設定することが可能だ。アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型

新型には、10.1インチのタッチディスプレイを標準装備した。このディスプレイは、インストルメントパネル中央に一体化しており、手書き文字入力に対応し、音によるフィードバックを提供する。日常会話に対応したボイスコントロールで操作することもできる。

最新の先進運転支援システム

最新の先進運転支援システム(ADAS)として、「アウディプレセンスフロント」や「アクティブレーンアシスト」を装備した。他の道路利用者との事故を防止し、ハイレベルな安全性を提供するという。さらに、レーンチェンジや出口警告、クロストラフィック、パークアシストシステムなどが、オプションで選択できる。

「アダプティブクルーズアシスト」は、前後方向と横方向のアシストを行う。このシステムは、速度と先行車との車間距離を維持し、電動ステアリングに穏やかに介入することによって、走行車線をキープする。これにより、とくに長距離走行における快適性を向上した、としている。アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型アウディ A3 スポーツバック g-tron 新型

《森脇稔》

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