【アウディ e-tronスポーツバック】EVをSUVから展開する戦略[詳細画像]

アウディe-tronスポーツバック
アウディe-tronスポーツバック全 37 枚

9月17日より日本で販売が開始されたアウディの電気自動車(EV)『e-tronスポーツバック』。ブランドとして初めての国内導入となるEVは、クーペスタイルのミドルサイズSUVだ。

【画像全37枚】

パリモーターショー2018でのワールドプレミアされた『e-tron』 から始まったアウディの電動化戦略は、15年後の2025年までに主要な市場において20モデル以上のEVを販売、販売台数の4割をプラグインハイブリッドを含む電動化モデルが占めることを目標に動いている。日本市場では、e-tronスポーツバックに始まり、e-tron(=SUV)が続く形となるようだ。

電動へと受け継がれる「クワトロ」

アウディe-tronスポーツバックアウディe-tronスポーツバックe-tronスポーツバックはフロント・リアそれぞれに搭載される電動モーターを駆動する新世代クワトロ電動4WDを採用し、システム最大出力は300kW、最大トルク664Nmを発生。Sモードのブースト時で0-100km/h加速5.7秒とEVならではの鋭い加速を実現した。95kWhの駆動用バッテリー搭載により、最大航続可能距離はWLTCモードで405kmとなった。

アウディe-tronスポーツバックアウディe-tronスポーツバック2基の電動モーターの駆動制御には、アウディが築いてきたクワトロのヘリテージが活きている。通常走行時は主にリアのモーターを主に使用することで、走行抵抗と余分なエネルギー消費を抑える。一方、スリッピーな路面や急加速、コーナリング時など4WD走行が有効とされるとシステムが判断した場合、フロントモーターも駆動させることで安定した走りを実現。わずか0.03秒というモーターのトルが立ち上がるまでに要する時間は、従来のクワトロテクノロジーよりも遥かに優れたレスポンスだという。

アウディe-tronスポーツバックアウディe-tronスポーツバックアルミとスチールの配置を的確に行うことで軽量かつ高剛性を実現した複合ボディコンセプトを採用し、アクスル間の床下には駆動用バッテリーを敷き詰める。それにより、e-tron スポーツバックは低重心かつ理想的な50:50の重量配分を手に入れた。

アウディとして初…バーチャルエクステリアミラーの設定

アウディe-tronスポーツバックアウディe-tronスポーツバックe-tronスポーツバックのエクステリアには、e-tronのロゴが入ったQシリーズを想起させる8角形のシングルフレームグリルや前後のブルースターフェンダーが特徴的。SUVクーペらしく低く弧を描いたルーフラインが洗練された印象を与える。ファーストエディションには、5Vスポークスターデザインの21インチアルミホイールやオレンジに塗装されたブレーキキャリパーを特別装備している。

アウディe-tronスポーツバックアウディe-tronスポーツバックアウディ初の装備としてバーチャルエクステリアミラーを設定。レクサス『ES』や『ホンダe』などで採用が始まるデジタルアウターミラーと同様に、小型カメラによって捉えられた車両側面の映像はダッシュパネルとドアとの間に配置された有機ELディスプレイに表示され、ディスプレイの明るさや視角の調整が可能だ。標準のドアミラーと比べ前方投影面積が減少することで空気抵抗が軽減し、高速走行時の風切り音も低減される。こうしたバーチャルエクステリアミラーは、抵抗面での改善だけでなく、ドライバーの視線移動を低減し斜め前への視界確保にも繋がるとされている。

アウディe-tronスポーツバックアウディe-tronスポーツバックインテリアでは、周囲のブラックパネルと一体化した上下2つのMMI(マルチメディアインターフェイスナビゲーション)タッチレスポンスのディスプレイが、水平基調のダッシュボード中央に据えられた。ファーストエディションには、アコースティックサイドガラスやBang&Olufsen3Dサウンドシステムなどのサイレンスパッケージを装備している。

購入時には約40万円の減税と40万円の補助金が付与される

アウディe-tronスポーツバックアウディe-tronスポーツバック国内に導入されるe-tron スポーツバックは、標準装備する家庭用の普通AC(交流200V標準3kW、オプションで8kW対応)充電器と公共の急速DC(直流)充電器、CHAdeMO規格の急速充電器(出力50kWまで)に対応している。0から80%までの充電に要する時間は出力50 kWで1時間30分とのこと。

導入に際し、1年目のみ月会費の5000円と1分15円の従量料金が無料となる「e-tronチャージングサービス」の提供を行う。このサービスでは、全国約7,800カ所の急速充電器のうち約86%をカバーする合同会社 日本充電サービス(NCS)加入の充電器で利用可能。普通充電含めると、全国2万1700か所の充電ステーションを利用できる。

アウディ「e-tron スポーツバック・ファーストエディション」の価格は1327万円。バーチャルエクステリアミラー仕様は1346万円となっている。購入に際しては、約40万の減税メリットに加え、クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金40万円が付与される。

《滑川寛》

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