【東京キャンピングカーショー2020】やっぱりトレンドは…開幕

ATV群馬『ブギーライダー』(東京キャンピングカーショー2020)
ATV群馬『ブギーライダー』(東京キャンピングカーショー2020)全 16 枚
ワンチャンがいっぱい---。「いっぱい」は大袈裟かもしれないが、また、ペット連れ入場可能も事前に知っていたが、19日から幕張メッセ(千葉市)で始まった東京キャンピングカーショー2020会場に到着して、第一印象がそれだった。

電車や航空機での移動、一般の宿泊施設の利用が難しいペット連れの旅行に、キャンピングカーは相性がいい。ただ、この特徴はもうすでに業界では当然のこととなっているようで、「ペットとの旅行に!!」とことさらアピールしているキャンピングカーは見当たらなかった。

いっぽう新型コロナウイルス感染症の流行にともない、リモートワークのスペースとして、あるいはワーケーションの基地として、キャンピングカーが注目を集めているが、東京キャンピングカーショー2020会場ではそういった訴求もほとんど見られなかった。多様な使い方の一つとして、あるいは電源など機能性・快適性の例として、たまにPOPに書かれるていどだった。

東京キャンピングカーショー2020に並んだキャンピングカーは、やはり非日常のアクティビティを楽しむ方向性が大勢だ。車形としてはミニバン改造タイプがトレンド。軽自動車改造タイプも珍しいものではなくなり、専業メーカーもあるぐらいだ。トレーラータイプは少数派となった。トレーラータイプでは「牽引免許不要」を売りにする例が多く、「あつかいやすさ」がキャンピングカーユーザーおよび潜在ユーザーに好まれているようだ。ミニバン改造タイプ、軽自動車改造タイプの人気もこの流れに沿ったものだろう。

キャンピングカーが当たり前の存在になって、装備や内装、仕上がりの質は水準が上がっている。ただし展示会なので、展示車両がそういった傾向になるとも考えられる。価格は軽自動車改造タイプが200万円から、ミニバン改造タイプが400万円から、トレーラータイプがやはり400万円から、といったところ。

東京キャンピングカーショー2020の会期は21日まで、主催は東京キャンピングカーショー2020実行委員会。

《高木啓》

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