ジャガー 初のPHV、F-PACE 改良新型に設定…2021年欧州発売へ

燃費は45.5km/リットル

走行モードは3種類

セグメント初のアクティブロードノイズキャンセル技術

ジャガー F-PACE 改良新型のPHV「P400e」
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ジャガーカーズは9月15日、ジャガーブランド初のプラグインハイブリッド車(PHV)をSUVの『F-PACE』(Jaguar F-PACE)改良新型に設定し、2021年に欧州市場で発売すると発表した。

燃費は45.5km/リットル

ジャガー・ランドローバーは2020年以降、全車種へ電動パワートレインを設定する予定で、EVをはじめ、PHV、ハイブリッド車(マイルドハイブリッドを含む)を投入していく計画だ。改良新型F-PACEのPHVは、この計画に沿って登場したモデルとなる。

改良新型F-PACEのPHVパワートレイン搭載車は、「P400e」グレードを名乗る。エンジンは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「インジニウム」で、最大出力300psだ。これに最大出力143psのモーターを組み合わせて、システム全体で404psのパワーと65.3kgmのトルクを引き出す。トランスミッションは8速ATで、駆動方式は4WDだ。動力性能は0~100km/h加速が5.3秒となる。

二次電池は、蓄電容量17.1kWhのリチウムイオンバッテリーだ。出力32kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの8割の容量をおよそ30分で充電できる。「EVモード」では、最大53kmのゼロエミッション走行が可能だ。この効果もあって、欧州複合モード燃費45.5km/リットル、CO2排出量49g/kmの環境性能を実現している。ジャガー F-PACE 改良新型のPHV「P400e」ジャガー F-PACE 改良新型のPHV「P400e」

走行モードは3種類

走行モードは3種類だ。EVモード、「ハイブリッドモード」、「セーブモード」が切り替えられる。ハイブリッドモードでは、ガソリンエンジンとモーターの駆動を最適にバランスさせ、パフォーマンスと長距離走行での燃費を追求する。セーブモードは、ガソリンエンジンによる駆動が優先され、バッテリーの残量を維持する。

最新の「JaguarDrive」コントロールは、「コンフォート」、「エコ」、「レイン・アイス・スノー」、「ダイナミック」の4種類のモードを備えており、ドライバーは路面や走行状況に応じて、最適なモードを選択する。操作は新デザインのロータリーダイヤルで行い、ステアリング、トランスミッション、スロットル、アダプティブダイナミクスの設定が調整できる。

「オートビークルホールド」は、従来の「オートヒルホールド」よりも便利でスムーズな操作が可能になった。この新技術は、坂道で静止している場合にブレーキを無制限に保持し、ドライバーがアクセルを踏んで発進する時にのみ、ブレーキを緩やかに解放する。ジャガー F-PACE 改良新型のPHV「P400e」ジャガー F-PACE 改良新型のPHV「P400e」

セグメント初のアクティブロードノイズキャンセル技術

改良新型F-PACEは、「EVA 2.0」と呼ばれるジャガーの高度なエレクトロニックビークルアーキテクチャをベースにしている。これにより、さまざまな新技術をサポートしながら、車両を常時接続させ、車両を常に最新の状態に保つ。

セグメント初の「アクティブロードノイズキャンセル」テクノロジーは、路面からの振動を常にモニターし、乗員の耳に届くノイズを除去するために必要な逆位相の音波を計算する。これにより、キャビン内の静粛性が引き上げられ、疲労の軽減につながるという。

アクティブロードノイズキャンセルでは、室内の乗員の人数をモニターし、システムがパフォーマンスを最適化して、すべての乗員に可能な限り最高のエクスペリエンスを提供する。軽量テクノロジーにより、車両の重量に影響を与えない。また、「エンジンノイズキャンセレーション」が、キャビンへのエンジンノイズの侵入を抑え、静粛性をさらに引き上げる、としている。

《森脇稔》

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