日産、災害復旧支援コンセプトカー『RE-リーフ』を欧州で公開…被災直後の現場で電力供給

災害復旧支援コンセプトカー RE-リーフ
災害復旧支援コンセプトカー RE-リーフ全 15 枚

日産自動車は9月29日、自然災害などによる停電時に電気自動車(EV)の大容量バッテリーから非常用電力を供給できる災害復旧支援コンセプトカー『RE-リーフ』を欧州で発表した。

RE-リーフは、量産EV『リーフ』をベースとした災害復旧支援コンセプトカー。そのネーミングは、災害対策における緊急対応(emergency REsponse)、人道支援(humanitarian REcovery)、そしてコミュニティの強靭性(REsilience)の3つの「RE」に由来する。

RE-リーフは最低地上高を225mmに引き上げ、専用アンダーガードで床下を保護することで、瓦礫や障害物のある悪路走行を可能としている。また、17インチのオールテレインタイヤを装着するとともに、専用のオーバーフェンダーを装着。さらにルーフに取り付けられたLEDライトバーを琥珀色に点滅させることで、車両の接近を歩行者などに知らせる。

搭載するリチウムイオンバッテリーは大容量かつ高い信頼性を誇るだけではなく、複数の電気機器に安定した電力供給を可能としている。簡単に電気を取り出せるよう、フロントフェンダーに2つの耐候性外部コネクター、トランクには3つのコンセントを装備。また、災害復旧支援活動に必要な機器を収納できるよう後部座席を取り外すとともに、前部座席とラゲージスペースをケージにより分離した。ラゲッジスペースには32インチモニターと引き出し式デスクおよび通信機器を装備し、被災地における復旧支援活動をサポートする。

《纐纈敏也@DAYS》

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