ベントレー コンチネンタルGT 新型、究極のラグジュアリー仕様「マリナー」発表…10月から欧州受注開始

専用のダブルダイヤモンドグリル

キャビン全体に約40万針のステッチ加工

ブライトリング製の時計をセンターコンソールに

最大出力はW12が635psでV8が550ps

ベントレー・コンチネンタル GT マリナー 新型(サロン・プリヴェ2020)
ベントレー・コンチネンタル GT マリナー 新型(サロン・プリヴェ2020)全 16 枚

ベントレーは9月23~26日、英国で開催された「サロン・プリヴェ(Salon Prive)」において、新型『コンチネンタルGTマリナー』(Bentley Continental GT Mulliner)をワールドプレミアした。10月から欧州での受注を開始し、2021年初頭から納車を開始する予定だ。

同車は、新型『コンチネンタルGT』のクーペをベースに、ベントレーのコーチビルド部門のマリナーが、そのクラフトマンシップを注ぎ込み、ラグジュアリーを新たなレベルへと引き上げることを目指して開発された。

専用のダブルダイヤモンドグリル

エクステリアは、フロントに専用デザインのダブルダイヤモンドグリルを装着した。クリスタルガラスをイメージしたヘッドライトとの組み合わせにより、威厳に満ちたフロントマスクを演出する。「Mulliner」のロゴが入った特別仕立てのサイドベントは、ブラックダイヤモンドにシルバーをあしらったデザインとし、エクステリアに統一感を生み出す。

足元には、新デザインの22インチ10本スポークホイールを装着する。浮いたように見えるホイールバッジは、ホイールが回転してもベントレーの「B」の文字を、常に直立状態に保つセルフレベリングタイプとした。ベントレー・コンチネンタル GT マリナー 新型ベントレー・コンチネンタル GT マリナー 新型

キャビン全体に約40万針のステッチ加工

インテリアは手作業で作り込まれた。インテリアの配色パターンは8通りで、好みの3色が選べる。マリナーが新たにデザインした8通りのカラースプリットでは、3番目の色がアクセントカラーとなり、インテリアに特長的なラインを描き出す。ハンドステッチで仕上げられたレザーには、Mullinerのロゴが刺繍される。

「ダブルダイヤモンド」と呼ばれる新デザインは、ベントレー独自のキルティングパターンの「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」にインスパイアされたものだ。4つのシート、ドアケーシング、リアクォーターに加えて、トノカバーにも採用する。新デザインではダイヤモンド・イン・ダイヤモンドのステッチを相性の良い2色のコントラストステッチに変更し、キルティングの縫い目をいっそう際立たせた。

キャビン全体に施されるステッチは約40万針。ひとつのダイヤモンド模様が712針で形作られ、その一針一針がダイヤモンド模様の中心部に向かって正確に配列される。ベントレーによると、この刺繍方法の開発に18か月を要したという。ベントレー・コンチネンタル GT マリナー 新型ベントレー・コンチネンタル GT マリナー 新型

ブライトリング製の時計をセンターコンソールに

センターコンソールには、高度な技術を用いたコントラストダイヤモンドミル仕上げを採用した。ブライトリング製の時計を、クロームのブルズアイベント4つに囲まれるように配置した。ドライバー正面のLEDディスプレイには、デジタルメーターにブラッシュ仕上げとMullinerのロゴ加工が施される。

ドライバーが車両に近づくと、MullinerトレッドプレートのイルミネーションやLEDウェルカムライトが発光し、ドアミラーから地面に映し出すベントレーウィングとの相乗効果を引き出す。

顧客には、専用の化粧箱に入った革製キーが手渡される。ハンドクラフトされた化粧箱はインテリアと同じ3色で彩られ、Mullinerのロゴが入る。革製キー以外のキー2個も、内装カラーに合わせたケースに1個ずつ入れられ、ケースにはコントラストステッチが施される。ベントレー・コンチネンタル GT マリナー 新型ベントレー・コンチネンタル GT マリナー 新型

最大出力はW12が635psでV8が550ps

パワートレインには、4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンと6.0リットルW12気筒ガソリンエンジンが設定される。6.0リットルW12ツインターボエンジン(最大出力635ps、最大トルク91.8kgm)搭載車は、0~100km/h加速3.7秒、最高速333km/h。4.0リットルV8ツインターボエンジン(最大出力550ps、最大トルク78.5kgm)搭載車は、0~100km/h加速4秒、最高速318km/hの性能を備えている。

ベントレーの48V電動アクティブアンチロールテクノロジー、「ベントレー・ダイナミックライド」が標準装備された。コーナリング時のボディコントロールと安定性、クルージング時のリラックスした心地よい乗り心地を追求している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る