メルセデスベンツ Eクラスセダン 改良新型にロングホイールベース、140mm長い…北京モーターショー2020

2種類のフロントマスク

大幅に変更されたリアデザイン

新デザインのフロントシート

最新世代のマルチメディアシステム「MBUX」

メルセデスベンツ Eクラス L 改良新型(北京モーターショー2020)
メルセデスベンツ Eクラス L 改良新型(北京モーターショー2020)全 12 枚

メルセデスベンツは9月26日、中国で開幕した北京モーターショー2020において、改良新型『Eクラスセダン』(Mercedes-Benz E-Class Sedan)のロングホイールベース車、『EクラスL』の改良新型をワールドプレミアした。

現行『Eクラス』は10世代目モデルで、2016年に発表された。Eクラスは、そのルーツとなった1946年の『170V』以来、累計1400万台以上が販売されており、メルセデスベンツの歴史の中で、最も売れているモデルシリーズになる。

現行Eクラスは、純粋かつ感動的なデザインと、独創的で高品質なインテリアを追求している。また、最新の先進運転支援システム(ADAS)など、イノベーションも数多く導入された。現在までに、世界中の100万人以上の顧客に納車されている。

2種類のフロントマスク

EクラスLのホイールベースは、通常のEクラスセダンのホイールベースよりも140mm長い。これにより、後席の乗員に、さらに広い足元スペースが提供される。全長は5056mmと、従来型よりも22mm延びた。

シートの座り心地を改善し、後席用のタッチスクリーンと2つのUSBポートを組み込んだ新しいセンターコンソールを設定した。最新の先進運転支援システム(ADAS)も装備されている。

EクラスLには、「AMGライン」仕様と「エクスクルーシブ」仕様が設定される。AMGライン仕様は、ダイヤモンドパターンのフロントグリルに、スリー・ポインテッド・スターが配されるのが特長だ。一方、エクスクルーシブ仕様では、ボンネットフードの先端に、スリー・ポインテッド・スターのマスコットが取り付けられ、フロントグリルは横基調のデザインとなる

大幅に変更されたリアデザイン

よりダイナミックなデザインを目指した。クロームメッキ部分が拡大した新しいフロントマスクを採用する。フロントバンパーにも、クロームまたはハイグロスのブラックトリムが導入されている。

フルLEDヘッドランプが標準装備された。ウルトラレンジハイビームを含めた「マルチビームLEDヘッドランプ」は、オプションで選択できる。

リアは、バンパーやテールランプ、トランクリッドが新デザインだ。テールランプは、トランクリッドに回り込んだスリムな形状となり、内部のデザインも見直された。アルミホイールのデザインも変更されている。

新デザインのフロントシート

インテリアは、新しいカラーと素材によって、アップグレードが図られた。新しい色の組み合わせも選択できる。オープンポアシルバーアッシュウッドやブラッシュアルミなどのトリムも設定している。

フロントシートのデザインは、快適性を損なうことなく、横方向のサポートを高めている。仕様に応じて、中央部には、横方向または縦方向のステッチが入る。シートの背もたれとクッションの中央部分の色は、シートのデザインに合わせられている。ファブリック、人工皮革の「ARTICO」、エンボス加工されたレザー、ダイヤモンドキルティング加工のナッパレザーと、さまざまな素材の組み合わせが可能だ。

最新世代のマルチメディアシステム「MBUX」

新デザインのステアリングホイールが装着される。メーターパネルとメディアディスプレイは、タッチコントロールボタンに沿ってスワイプすることで操作できる。タッチコントロールボタンは、光学式から静電容量式に変わった。これにより、機械的なシステムが不要になり、タッチ面も指紋の影響を受けにくくなった。

最新世代のマルチメディアシステムの「MBUX」(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)が搭載された。ディスプレイのサイズは、10.25~12.3インチとなる。インストルメントクラスターとメディアディスプレイの情報は、大型の高解像度スクリーンで簡単に確認できる。

《森脇稔》

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