BMW、最新のコネクトと先進運転支援を搭載…11月生産分から欧州で

最新のニュースが自動的に選択されオーディオを通じて自然言語で配信

PHVはドライバーの言葉での指示により各モードを作動できる

アクティブクルーズコントロールに信号認識機能

BMW 5シリーズ・セダン 改良新型のPHV「530e」
BMW 5シリーズ・セダン 改良新型のPHV「530e」全 11 枚

BMWは9月23日、11月生産分から最新のコネクティビティと先進運転支援システム(ADAS)を欧州仕様車に搭載すると発表した。

最新のニュースが自動的に選択されオーディオを通じて自然言語で配信

11月生産分から、「BMWオペレーティングシステム7.0」を、「BMWライブコックピット」、「BMWライブコックピット・プラス」、「BMWライブコックピット・プロフェッショナル」と組み合わせると、ドライバーは表示内容を非常に高度にカスタマイズできるようになる。

また11月から、「BMWニュース」を利用すると、オーディオコンテンツもドライバーの要望やニーズに合わせて調整されるようになる。ドライバーの個人的な興味に基づいて、最新のオンラインニュースが各メディアから自動的に選択され、車両のオーディオシステムを通じて自然言語の形で伝えられる。

「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」は、BMWオペレーティングシステム7.0の革新的なサービスのひとつ。「ハイ、BMW」と呼びかけることにより、多くの車両機能を直感的に操作できる。

PHVはドライバーの言葉での指示により各モードを作動できる

11月生産分からは、このBMWインテリジェントパーソナルアシスタントがアップデートされる。プラグインハイブリッド車(PHV)のドライバーは、言葉での指示により、「MAXeDrive」、「AUTOeDrive」、「ELECTRIC」、「HYBRID」の各モードを作動させることが可能になる。さらにドイツでは、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントで質問すると、オーディオシステムを通じて、新型『M3セダン』など最新BMWモデルの走行音を再生してくれる。

ドライバープロファイルを作成するオプションによって、カスタマイズの機会が得られる。11月生産分から、ドライバーは「BMW ID」を手動入力するだけでなく、「My BMWアプリ」からもログインできるようになり、利便性が増す。

QRコードがコントロールディスプレイに表示され、スマートフォンでスキャンできるようになる。その後、個人のドライバープロファイルデータを、車両に転送できる。新機能として、ドライバーは自分が選んだ写真を自分のプロフィールに追加できる。

アクティブクルーズコントロールに信号認識機能

11月生産分から、「アーバンクルーズコントロール」が、都市での運転時の快適性の向上と安全性の最適化を図る。これは、速度と距離のコントロールを組み合わせることで、実現するものだ。快適性と安全性のレベルの向上は11月以降、都市での走行時に多くのBMWモデルで利用できるようになる。

アーバンクルーズコントロールは、オプションの「ドライビング・アシスタント・プロフェッショナル」と組み合わせて、『3シリーズ』、『5シリーズ』、『6シリーズグランツーリスモ』、『8シリーズ』、『X5』、『X6』、『X7』、『M5』、『M8』、『X5 M』、『X6M』で利用できる。

また、信号認識機能により、「ストップ&ゴー機能付きアクティブクルーズコントロール」の利便性を拡大する。最新のストップ&ゴー機能付きアクティブクルーズコントロールでは、前方の車両や交通標識に加えて、ステレオカメラによって認知された信号も考慮される。前方の信号が赤の場合、システムは自動的に車両を減速して停止させる。

「ドライブリマインダー」と呼ばれる機能も採用される。これは、信号で停止している間、現在の信号機の色をメータークラスターに表示するものだ。信号機の色が青になると、メータークラスターの信号の色も青に変わり、ドライバーの運転再開を支援する。

アーバンクルーズコントロールは、リモートソフトウェアアップグレードによって後日、車両に組み込むことができる。このオプションは、2020年7月以降に生産され、ドライビング・アシスタント・プロフェッショナルを搭載した8シリーズ以外のすべてのモデルに適用される、としている。

《森脇稔》

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