損保ジャパン、自動走行ロボットの実証実験を支援する専用保険プランを開発

補償・サービスの全体像
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損保ジャパンは、自動走行ロボットの実証実験を行う事業者等を対象とした「自動走行ロボット専用保険プラン(実証実験向けオーダーメイド型)」を開発し、10月5日から提供を開始する。

新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2)予防の観点から、物流や施設管理などの分野では「遠隔・非対面・非接触」の配送ニーズや作業ニーズが高まっており、自動走行ロボットを活用した新たなサービスの早期実現が期待されている。こうした背景から、自動走行ロボット実用化に向け、実証実験が始まっているが、自律走行や遠隔監視操作による「運行リスク」や、配送貨物が破損した際の補償や警備作業中に犯罪者と誤認することよる人格権侵害といった「業務遂行リスク」など、多種多様なリスクへの対応が求められる。

損保ジャパンは、2016年から自動運転専用保険(実証実験向けオーダーメイド型)」を提供し、これまでに全国各地の自動運転車による公道実証実験に参加。今回、これまでの実証実験で蓄積してきたリスクアセスメントと、保険商品開発のノウハウを活かし、「安心・安全」な自動走行ロボットの実用化に向けた研究開発を支援するため、専用保険を開発した。

自動走行ロボット専用保険プラン(実証実験向けオーダーメイド型)は、「運行や業務遂行リスクに備えた専用保険プラン」と「リスクコンサルティング」で構成する。専用保険プランでは、「運行リスク」や「業務遂行リスク」など、自動走行ロボットによる配送や作業に関わるさまざまリスクに対して包括的な補償を行う。リスクコンサルティングでは、リスクマネジメント事業などを展開するSOMPOリスクマネジメントのノウハウを活かし、自動走行実験リスクアセスメントや事故発生時の危機管理対応マニュアルの作成を支援。実証実験のさまざまな形態に対応するため、オーダーメイド型の商品として、顧客ニーズにあわせた設計が可能となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

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