「フォルシア クラリオン」から、高解像度商用車用HDカメラと7型ワイドHD対応モニターが新登場

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「フォルシア クラリオン」から、高解像度商用車用HDカメラと7型ワイドHD対応モニターが新登場
「フォルシア クラリオン」から、高解像度商用車用HDカメラと7型ワイドHD対応モニターが新登場全 6 枚

世界的な自動車部品メーカー、「フォルシア」のエレクトロニクス事業部門「フォルシア クラリオン」から、国内向け商用車用HDカメラと7型ワイドHD対応モニターの新作が9月より販売開始されている。

これらの見どころがどこにあるのかを知るために、埼玉県さいたま市の同社本社を訪ねた。

100万画素のCMOSセンサーを新採用し、より鮮明な映像を表示可能に。

最初に、今回発売となる製品の顔ぶれを紹介していく。新たに登場するのは計3モデル。商用車用HDカメラ『CR-8500A(シャッター付)』と同『CR-8600A(シャッターなし)』、そして7型ワイドHD対応モニター『CJ-7800A』(いずれも価格はオープン)、以上だ。

取材に対応してくれたのはクラリオンセールスアンドマーケティング株式会社 商品戦略本部 第三商品戦略部 マネージャーの原田智広氏。まずは原田氏に新製品の特長を教えてもらった。

「商用車用HDカメラの2モデルは、映像の高解像度化が一層進んだことが最大の特長です。ポイントは3点あります。1つが100万画素というスペックが確保されたCMOSセンサーが新採用されたこと。これにより車両後方を細部までくっきりと映し出せ、夜間でも明るく鮮明な映像を表示できるようになりました。

2つ目のポイントは、“HDR(ハイダイナミックレンジ)”機能を新搭載したことです。結果、晴れた日の逆光や明暗差の大きな場所での黒つぶれや白とびを補正可能になりました。そして3つ目のポイントは、HD画質が確保されたことです。HD画質だからこその自然で滑らかな映像を表示できるようになりました」

従来モデルとの差は歴然。ドライバーの安心・安全を強力にサポート。

ところで今や、トラックやバス等の商用車にはリアカメラは必需品となっている。そしてそれへのさらなる高性能化が一層求められるようにもなってきた。昨今の運送業界は人材が不足気味で経験の足りないドライバーが増加傾向にある。結果、乗り慣れない車両を運転する機会も増えている。ゆえに安全な運行をサポートできるアイテムの必要性が高まりつつあるのだ。

このような求めへの回答として、「フォルシア クラリオン」はより高性能な商用車用HDカメラを開発したというわけだ。

ちなみに一般的な商用車用のリアカメラに採用されているCMOSセンサーは、33万画素程度である場合が多い。それに対して今回の新製品はともに100万画素が確保されている。その性能差は歴然としてあるという。原田氏はこう話す。

「見比べていただければ一目瞭然なのですが、33万画素と100万画素との差は圧倒的です。ここまで高精細な商用車用シャッター付リアカメラはこれまで存在していませんでした。弊社の従来品と比べても、画質の精細さには相当な開きがあります。

“HDR機能”が併せて初搭載されたことも高画質化に大きく貢献できています。新CMOSセンサーと“HDR機能”との相乗効果で、昼夜を問わずクリアな後方視界を確保できるようになりました。また視野角も広がっています。これまでの水平120°から水平160°へと拡大し、死角の少ないワイドなリア映像を映し出せます」

7型ワイドHD対応モニターには“ZOOM機能”も新搭載。

続いては、7型ワイドHD対応モニター 『CJ-7800A』の特長を原田氏に訊ねた。

「最大の特長は、HD画質に対応したことです。なお今回の新リアカメラは、当機との組み合わせが必須です。従来のモニターでは新カメラのポテンシャルを引き出せませんから。ただし当モニターは、従来のNTSCカメラとの接続は可能です。

ちなみに配線は既存のものを流用できます(同社製品のものに限る)。トラックやバスではリアカメラからモニターまで長いケーブルが必要となりますので、交換する際に新たに配線し直さなければならなくなると部材代も取り付けの手間も多く掛かってしまいます。しかしケーブルはそのままで良いので導入コストを抑制できます。

また『CJ-7800A』は、新たに“ZOOM機能”を搭載しています。先述しましたように今回の2つのリアカメラは水平画角が拡大しているのですが、それをモニター側で160°の映像もしくは120°の映像へと切り替えられます。

120°の映像では距離感が掴みやすく、真後ろの様子をより拡大して見られます。状況とお好みに応じて、見やすい画角へといつでも簡単に変更できます。

加えて当モニターでは、カメラ映像内に距離感を補うためのマーカーを表示できます。しかもこのマーカーはカメラの取り付け位置に応じて表示設定を変更でき、上下左右の微調整も行えます」

抜群の高耐久性を確保。振動に強く、高い防塵防水性を示す“IP69K”もクリア。

ところで「フォルシア クラリオン」の商用車用のリアカメラは、そもそもクオリティが高い。特筆すべきは“耐久性”だ。その点について原田氏はこのように話す。

「商用車用のリアカメラには、高い耐久性が求められます。カメラ本体がむき出しの状態になる場合が多く、ホコリや水滴等が付きやすく太陽光にもさらされます。そして振動の影響も大きく受けます。商用車は走行中の揺れが大きく、しかも走行距離も長いですから。

なので弊社では、商用車用のリアカメラの開発においては特に厳格な基準が設けられたテストを実施します。また今回の2モデルは、高い防塵防水性を示す“IP69K”もクリアできています(カメラ本体のみ)。動作温度範囲もマイナス30度から70度までと広く取れています。耐久性の高さには自信があります。

なお今回発売する商用車用HDカメラの1つには、シャッターを装備しました。シャッターを下ろせばカメラ本体を雨やホコリから守れますのでさらに高い耐久性を発揮します。そしてシフトをリバースに入れるとそれに連動してシャッターが開き、また任意にいつでもシャッターを開けられます。ちなみにシャッター付きのモデルは以前からご用意していて、付属しないモデルよりも多く、お客様にお使いいただけています」

かくして他にはない画質の鮮明さと使いやすさ、そして優れた耐久性を携えて新登場する「フォルシア クラリオン」のバス・トラック用カメラシステムの新製品群。そのコンセプトは高く評価され、「2020年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)も受賞した。

■審査員コメント■
物流業界における、運転手不足や効率化によって進む車両の大型化に対応すべくデザインされた、特殊大型車両用のリアビューカメラ。バスやトラック、重機などの大型車の特性に合わせ、最大500メートルの長距離伝送や、HD画像、広角レンズによって、視認性、安全性の向上を実現した。様々な取り付け状況に対応できる機構、シンプルで無駄のないデザイン、水滴や結露への対応、カメラのみの交換可能など、業務車両に適したデザインとなっている点も評価できる。

商用車の安心・安全を確実にサポートできるリアカメラをお探しなら、これら3モデルにぜひご注目を。

フォルシア クラリオン高解像度商用車用HDカメラ&HD対応モニターの詳細はこちら

2020年度グッドデザイン賞受賞リリースはこちら

《太田祥三》

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