アウディ TT に245馬力ターボのスポーティ仕様、「Sライン・コンペティションプラス」…欧州発表

最新の排ガス基準を満たす2.0ターボエンジン

Sライン・スポーツサスペンション

12.3インチの「アウディバーチャルコックピット」が標準

アウディ TT のSライン・コンペティションプラス
アウディ TT のSライン・コンペティションプラス全 6 枚

アウディは10月6日、『TT』(Audi TT)に「Sライン・コンペティションプラス」を欧州で設定すると発表した。

アウディTTは、1998年の初代デビュー以来、特別なキャラクターを発揮してきた。2014年から販売されている現行型は第3世代で、ピュアなエモーションとダイナミズムを追求している。Sライン・コンペティションプラスは、現行TTの個性を、さらに一歩進めたモデルになる。

最新の排ガス基準を満たす2.0ターボエンジン

Sライン・コンペティションプラスのベースグレードは、「45TFSI」だ。クーペとロードスターを用意する。パワートレインは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンの最新版だ。欧州の最新の「Euro6」の排出ガス基準を満たすこのエンジンは、最大出力245ps、最大トルク37.7kgmを発生する。トランスミッションは、7速「Sトロニック」を組み合わせた。駆動方式はFFで、4WDの「クワトロ」は2021年の第1四半期(1~3月)、受注を開始する予定だ。

Sライン・コンペティションプラスは、スポーティなエクステリアが特長だ。「Sライン・エクステリアパッケージ」が標準で、シングルフレームグリル、吸気口、ドアミラー、シルトリムストリップ、ディフューザーインサート、固定式リアウィングは、ダーク仕上げとした。

アウディの4リングとエキゾーストテールパイプも、ブラック仕上げだ。ロードスターには、光沢ブラックのロールオーバーバーカバーが装備される。クーペには、プライバシーグレーガラスが採用されている。

Sライン・スポーツサスペンション

5アームポリゴンデザインの19インチアルミホイールも、グロスブラック仕上げとした。オプションとして、Yスポークデザインの20インチアルミホイールが選択できる。その向こうには、赤い塗装のブレーキキャリパーが装備される。

ダイナミックダンパーチューニングを備えた「Sライン・スポーツサスペンション」は、車高を10mm低くし、スポーティなエクステリアを強調する。最新のLEDヘッドライトも選択可能。ボディカラーは、ターボブルーのソリッド塗装に加えて、TT初のタンゴレッド、グレイシャーホワイト、クロノスグレーの各メタリックカラーの用意した。ボディカラーに関係なく、ドアの後部にあるアウディの4リングは、ブラックで表現されている。

12.3インチの「アウディバーチャルコックピット」が標準

Sライン・コンペティションプラスのインテリアは、ダークトーンがメインの「Sライン・スポーツパッケージ」がベースだ。「スポーツシートプラス」は、レザーとアルカンターラのブラックで装飾される。オプションで、上質なナッパレザーが選択できる。

シート一体のヘッドレストには、エンボス加工されたSロゴが配され、エクスプレスレッドまたはアラブルーの対照的なステッチがアクセントに添えられた。通気口のリングやセンタートンネルのトリムの色は、タンゴレッド(クーペ専用)、ターボブルー、スレートグレーが選べる。センタートンネルの下部とドアトリムの一部はレザーで装飾されており、対照的なステッチ加工が施された。フラットボトムのステアリングホイールには、レザーとアルカンターラを使う。

12.3インチの「アウディバーチャルコックピット」を標準装備した。ドライバーは、走行関連やインフォテインメントコンテンツなどで、さまざまな表示モードを切り替えられる。インストルメントパネルには、『TTS』用のエンジニアードグレインを使用する。また、トリムパネルは、つや消しアルミまたはカーボンとした。Sトロニックのシフトレバーは、アルカンターラとレザーで仕上げられる。

アウディTTのSライン・コンペティションプラスは、ドイツ本国で10月中に受注を開始し、12月から納車される予定だ。ドイツ本国のベース価格は、クーペが4万7316ユーロ(約590万円)、ロードスターが4万9655ユーロ(約618万円)、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る