路線バスの混雑情報の提供、ガイドラインを策定 国交省

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国土交通省は10月9日、路線バスの混雑情報の提供を普及するための「公共交通機関のリアルタイム混雑情報提供システムの導入・普及に向けたガイドライン(バス編)」を策定したと発表した。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大防止を図りながら安心・安全に公共交通機関を利用してもらうためには、感染拡大予防ガイドラインや、新しい生活様式の内容に沿って行動していくことが基本となる。利用者が自主的に、正しく混雑を回避して公共交通機関を利用するよう行動変容を促すには、混雑に関する情報提供が重要。

このため、国土交通省が7月に設置した「公共交通機関のリアルタイム混雑情報提供システムの導入・普及に向けたあり方検討会」が、リアルタイムな混雑情報の提供に取り組むバス事業者が留意すべき事項を整理したガイドラインを策定した。

乗降カメラや車内カメラ、赤外線センサーなどを使って混雑状況を把握し、クラウドやオンプレミスの管理用システムに混雑状況に関するデータを送信し、利用者に分かりやすい表示にした上で、スマートフォン向けアプリやウェブサイトなどで情報を提供する。データ送信の頻度についてはバス停間ごとに最低1回とする。

また、混雑度合いを示す表現についてはバス事業者で統一することが望ましいとして、座席の埋まり具合や手すりの利用状況に応じて「空席が多い」や「かなり混雑」など5類型を示した。

ガイドラインによってリアルタイムな混雑情報の提供の普及と、利用者の行動変容の促進を図る。

《レスポンス編集部》

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