東京オリンピック・パラリンビック選手をFCバスで運ぶ…晴海に水素ステーション開所

東京晴海水素ステーション
東京晴海水素ステーション全 4 枚

ENEOS(エネオス)は10月8日、東京都中央区に同社として44カ所目となる商用水素ステーション「東京晴海水素ステーション」を10月12日に開所すると発表した。

新設した水素ステーションは、燃料電池自動車(FCV)と燃料電池バス(FCバス)に水素を供給する。

同社は、東京オリンピック・パラリンピックの選手村地区エネルギー事業者で、東京2020競技大会期間中を含む2021年度末までの第1期は、選手村からほど近い晴海4丁目の立地で今回のステーションを運営する。東京2020大会終了後の2022年度以降の第2期は、選手村跡地の市街地再開発地区付近に移転して水素供給事業を展開する。

第1期は主にFCVに水素を供給するほか、10月1日からプレ運行を開始した晴海地区などの臨海部と都心を結ぶバス高速輸送システム(BRT)のFCバスに水素を供給する。第2期には、移転先に整備される純水素方燃料電池に、ステーションで製造された水素をパイプラインを通じて供給し、電気や熱を住宅や商業施設に供給する。

同社では、FCVの大会車両への水素供給を通じて東京 2020大会の運営を支援するとともに、東京2020大会後の新たなまちづくりでも、水素の製造・貯蔵、車両、街区への水素供給を通じて「都市の低炭素化・省エネルギー化・レジリエンス強化」に貢献するとしている。

《レスポンス編集部》

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