三菱ふそう、欧州物流大手へ電気小型トラック『eキャンター』36台を納車

DBシェンカーに納車した小型電気トラック「eキャンター」
DBシェンカーに納車した小型電気トラック「eキャンター」全 2 枚
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は10月15日、ドイツの大手国際物流業者DBシェンカーへ電気小型トラック『eキャンター』の新型モデル36台を納車すると発表した。

DBシェンカーは140年以上の歴史を有し、世界の物流産業を主導する企業の一つ。2019年には、世界130か国のおよそ2100の拠点と7万6900人を超える従業員により総売上高170億ユーロ(約2超1000億円)を達成。総合ロジスティクスの主要なプロバイダーとして、4万5000台以上の車両を欧州で稼働させている。

DBシェンカーは2018年から、持続可能戦略の一環として所有車両にCO2を排出しないeキャンターを導入。ベルリンをはじめとする欧州主要都市にて本車両を利用した近距離配送を行っている。今回の発表により、年末までに同社のeキャンター保有台数が合計41台となり、稼働範囲が11か国へ拡大されることが計画されている。

三菱ふそうトラック・ヨーロッパのトラマガル工場(ポルトガル)で生産している36台のトラックは、今後数か月にわたり各国に所在するDBシェンカーの運営拠点へ納車する予定。今回の導入は、同社にとってフィンランド、オーストリア、スペイン、イタリアの4市場への初導入になる。

MFTBCはeキャンターを2017年に世界初公開し、その後世界中の多くの顧客に提供してきた。eキャンターの納車台数は今回の納車を含めて年末までに200台を超えることを予定している。MFTBCは2039年までに日本国内へ導入するすべての新型車両を走行時にCO2を排出しないCO2ニュートラル化にするビジョンを掲げており、eキャンターはそのビジョン達成の重要な役割を担っている。

《纐纈敏也@DAYS》

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