金属プレス加工のイワヰ、民事再生法を申請…新型コロナによる自動車メーカー操業停止が影響

東京商工リサーチによると、名古屋の自動車部品プレス加工会社 イワヰが7月31日、名古屋地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。負債総額は債権者258名に対して47億8361万円。

イワヰは1926年12月創業。自動車のヘッドレストやドア、マフラーなどの金属プレス加工を手掛けていた。溶接、アッセンブリまで一貫して対応。大手自動車メーカーの1次サプライヤー向けなどに販路を築き、ピークとなる1992年1月期には121億321万円の売上高を計上。2014年1月期までは約100億円の年間売上高で推移し、黒字を維持していた。

しかし、その後は生産拠点の海外移転などを背景に受注が伸び悩み、単価も下落。2015年1月期以降は赤字を散発し、債務超過に陥っていた。2020年1月期の売上高は87億745万円にとどまり、5億1515万円の赤字を計上した。その後も「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」の影響による自動車メーカーの工場の操業停止で受注がさらに低下。資金繰りも限界に達し、今回の措置となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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