Go Toで運転免許合宿プランに若者らが殺到[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

“ワル”という文字が頭に付くかどうかは別にして、大慌てで見切り発車した政府の観光支援事業「Go Toトラベル」をめぐっては、いろいろな「知恵」が浮かんでくるものである。

旅行代理店などが、その割引制度を利用した合宿形式の運転免許取得プランを売り出したところ、「格安で免許が取れる」とインターネット上で話題を呼んだことも重なり、対象の自動車学校に若者らが殺到しているという。

きょうの毎日が社会面で「Go Toで免許合宿、賛否、実質半額大学生殺到」とのタイトルで報じている。それによると、宿泊や交通費だけでなく教習費用も含めて販売し、支払い総額から35%を割り引き、15%分のクーポンも付くお得な「旅行パック」商品が人気だそうだ。

事業を所管する観光庁は、割引は旅行商品全体を対象としており、合宿免許の講習料もその一部と見なされるとして「問題ない」との立場という。

一方で、ネット上では「税金で個人の運転免許取得を支援するのはどうか」などといった疑問の声も上がっており、旅行代理店などが知恵を絞って企画したプランが賛否を巻き起こしているという。

私事だが、先週末、ネットで申し込んでGo Toを利用して箱根のホテルに宿泊した。15%分割引の地域クーポンは電子クーポンにしたところ、ほどんどの土産店では紙クーポンでなくては利用不可。帰路の河口湖付近の「道の駅」や中央高速団子坂などのSAでも利用できず、結局使えずに持ち帰ってしまった。スケベ根性もあったが、何ともあと味の悪いトラベルとなった。

2020年10月20日付

●日中ビジネス往来再開へ、週内にも合意、景気回復を後押し(読売・1面)

●改良リニア、エコで静か、試験走行を公開(読売・7面)

●車にSOSボタン相次ぎ搭載、通報受けオペレーターが対応、あおり運転被害,警察に連絡も(朝日・6面)

●Go Toで免許合宿、賛否、実質半額大学生殺到(毎日・22面)

●中国で中古車市場拡大、「日本車丈夫で燃費いい」(東京・6面)

●「衰退の五段階」と闘うトヨタ(日経・6面)

●外環道トンネル工事中止、調布の道路陥没、東日本高速が調査(日経・39面)

《福田俊之》

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