本物・中古、昭和の機関車が本体価格200万円…関東鉄道が売り出し、先着1両

売り出されるDD502ディーゼル機関車。当初は450馬力のエンジンを1基搭載していたが、1971年の全検時には変速機ごと500馬力のものに交換。1963年には過給機も交換されており、現在に至っている。長さ11m・高さ3.973m・幅2.72mで、重量は33.7t。
売り出されるDD502ディーゼル機関車。当初は450馬力のエンジンを1基搭載していたが、1971年の全検時には変速機ごと500馬力のものに交換。1963年には過給機も交換されており、現在に至っている。長さ11m・高さ3.973m・幅2.72mで、重量は33.7t。全 1 枚

関東鉄道は10月23日、水海道車両基地(茨城県常総市)で留置状態となっていたDD502ディーゼル機関車を一般に販売することを明らかにした。

この機関車は、取手駅(茨城県取手市)と下館駅(栃木県筑西市)を結ぶ関東鉄道常総線の前身である常総筑波鉄道が1956年9月に日本車輛製造で新製したもので、セミセンターキャブ式の車体やロッド式の足回りなどが特徴的だった。

おもに貨物列車の運用に就いていたものの、常総線の貨物営業は1974年に廃止され、以後は1977年から1984年にかけて行なわれた取手~水海道間の複線化工事に際して、無蓋貨車(トキ250形)を牽引したことが目立った動きで、2007年11年の定期検査終了後は稼働していない。

関東鉄道では「整備をしないと走行不能・エンジンも始動出来ません」としており、防護無線機など一部の保安装置を撤去した状態で販売するという。

販売価格は200万円だが、茨城県内の場合、条件がよい道路上を運搬した場合で350万円程度の送料が別途必要。また、敷設する線路は13mを要し、そのための費用も100万円程度別に必要になるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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