GMは10月20日、米国テネシー州スプリングヒル工場に投資を行い、次世代EVの生産に備えると発表した。まずは、キャデラックのEVクロスオーバー車、『リリック』を組み立てる予定だ。
キャデラック初のEVクロスオーバー車のリリックには、ブランドの最新デザイン言語を反映させた。新世代のEVに相応しい新しい顔、プロポーション、存在感をもたらす大胆なデザインを追求した。これは、従来の内燃エンジンとパワートレインの制約を受けない、将来を見据えたビジョンだという。
張りのあるボディラインとクリーンな表面を持つリリックは、力強くモダンであり、低いルーフラインやワイドなスタンスが特長だ。フロースルーのルーフスポイラーなどのディティールは、高速道路での電費を最適化するために、エアロダイナミクス性能に配慮したことを表している。
フロントの「ブラッククリスタル」グリルは、リリックの表現力豊かなデザイン要素のひとつだ。大胆な縦長のスリムなLEDシグネチャーライトとともに、乗員が車両にアクセスした時、ウェルカムの意味を込めて発光する。リアでは、分割されたテールランプに、スリムなLEDが組み込まれている。
キャデラック・リリックGMは米国テネシー州スプリングヒル工場に投資を行い、次世代EVの生産に備える。まずは、キャデラックリリックを組み立てる計画だ。その一方、キャデラック『XT6』と『XT5』の生産も、スプリングヒル工場で継続される。GMは、スプリングヒル工場では、従来型のキャデラックとEVの両方を製造する拠点になる、としている。