マクラーレンの究極のロードスター、『エルバ』…F1ドライバーがテスト[動画]

軽量ボディと815馬力エンジンで0~100km/h加速3秒を切る

専用のカーボン製シャシーとボディ

空力性能を高めるアクティブエアマネジメントシステム

開発プログラムの最終段階でランド・ノリス選手がテスト

マクラーレン・エルバ「M1A テーマ by MSO」とランド・ノリス選手
マクラーレン・エルバ「M1A テーマ by MSO」とランド・ノリス選手全 13 枚

マクラーレンオートモーティブ (McLaren Automotive)は10月21日、現在開発の最終段階にある新型スーパーカーの『エルバ』(McLaren Elva)を、F1ドライバーのランド・ノリス選手がテストした、と発表した。

写真:マクラーレン・エルバ

エルバは、マクラーレンの最上位に位置する「アルティメットシリーズ」のニューモデルだ。2シーターのオープンコックピットを備えたロードスターになる。生産台数は149台限定となり、2020年内に納車を開始する予定だ。

軽量ボディと815馬力エンジンで0~100km/h加速3秒を切る

エルバのミッドシップには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは『セナ』用がベースだ。ただし、最大出力は800psから815psへ、15ps強化された。最大トルクは81.6kgmで変わっていない。トランスミッションは、7速デュアルクラッチを組み合わせた。

また、「M1A」と呼ばれるカーボンファイバー製シャシーは、551kgと非常に軽量とした。この効果で、動力性能は、0~100km/h加速3秒以下、0~200km/h加速は6.7秒と、世界屈指の性能を可能にしている。マクラーレン・エルバ「M1A テーマ by MSO」マクラーレン・エルバ「M1A テーマ by MSO」

専用のカーボン製シャシーとボディ

エルバは、専用のカーボンファイバー製シャシーとボディを備えた2シーター車で、ルーフ、フロントウインドスクリーン、サイドウィンドウは未装備とした。フルオープンコックピットとしたのは、公道とサーキットの両方で、比類のない運転の喜びを提供するための選択という。

低いフロントノーズと盛り上がったフロントフェンダーは、前方の視界を確保する。大型のカーボンファイバー製リアフェンダーは、ドアからリアデッキに向かって流れる。格納式ロールオーバープロテクションシステムを採用することにより、リアのツインバットレスの高さを最小限に抑えている。

乗員は必要なら、ヘルメットを着用することもできる。しかし、キャビン上部のデザインを工夫することにより、ドライバーと乗員を包み込むような安全性を追求している。フロントウィンドウは、メーカーオプションで装着できる。

空力性能を高めるアクティブエアマネジメントシステム

エルバには、世界初のアクティブエアマネジメントシステム「AAMS」が採用された。このシステムでは、フロントノーズから取り入れられた空気が、乗員の前方のクラムシェルから出て、コックピットの上に誘導されて、後方に流れる。上下するカーボンファイバー製デフレクターも備えている。AAMSが作動している場合、デフレクターはボンネットアウトレットの端で150mm上昇して、低圧ゾーンを生み出す。

リアには、アクティブリアスポイラーを装備した。高さと角度が調整でき、空力バランスが最適化される。エアブレーキ機能は、高速走行からのブレーキングに貢献する。ディフューザーは、アクティブリアスポイラーと連動する。床下は、完全に平らな設計とした。ディフューザーには、排気管を狭めることなく気流を導く垂直のフェンスを備えている。リアバンパーサイドエクステンションと組み合わされて、空力効率をさらに向上させる。マクラーレン・エルバ「M1A テーマ by MSO」マクラーレン・エルバ「M1A テーマ by MSO」

開発プログラムの最終段階でランド・ノリス選手がテスト

このエルバを、マクラーレンのF1ドライバーのランド・ノリス選手が、英国シルバーストンサーキットでテストした。現在エルバは、2020年内の納車開始に向けて、開発プログラムの最終段階にある。

ランド・ノリス選手がテストしたエルバは、F1のマクラーレン創業者のブルース・マクラーレンが設計したレーシングカー、マクラーレン『M1A』をモチーフにしたカスタマイズ仕様、「M1A テーマ by MSO 」だ。フロントリップスポイラー、サイドシル、ミッドシップのエンジンカバーに、マグネシウムシルバーのレーシングストライプを配した。アクセントとして、レッドピンストライプが添えられる。ボディの両サイドには、ブルース・マクラーレンを象徴する「カーナンバー4」のレーシンググラフィックを入れた。

マクラーレンオートモーティブは、ランド・ノリス選手に、究極のエルバに開発の最終段階で試乗するよう、依頼した。これまでのマクラーレンの市販モデルの中で、最も没入型の運転体験を可能にしたのがエルバ、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 次期トヨタ『GRスープラ』はハンマーヘッド顔に!? 450ps級ハイブリッドで2027年登場の可能性
  2. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  3. スズキ『カプチーノ』復活の可能性!…軽規格を維持、FRレイアウトも継承か
  4. トヨタ『ライズ』次期型はRAV4デザインか⁉…6月のスクープ記事ベスト5
  5. スズキ『ワゴンR』次期型、発売は2027年前半か…販売推移から見えるフルモデルチェンジの方向性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  2. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  3. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
  4. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  5. バックミラーは「銀座4丁目」だった…電子ミラー最大手「ジェンテックス」が握る車内センシングの主導権
ランキングをもっと見る