エンジンを排水ポンプに転用…研究会に参画する自動車メーカーを公募 国交省

車両用ディーゼルエンジンを転用して排水ポンプ開発を目指す技術研究会の概要
車両用ディーゼルエンジンを転用して排水ポンプ開発を目指す技術研究会の概要全 1 枚

国土交通省は10月22日、車両エンジンを転用して、排水ポンプを開発する技術研究会に参画する企業を公募すると発表した。

排水ポンプの多くが、今後一斉に更新時期を迎える中、頻発する内水氾濫に対し、排水施設整備のニーズが高まっている。これらのニーズに対応するため、コスト、メンテナンス性に優れた新たな排水ポンプの開発が求められている。

従来のポンプは、一品毎に設計・製造・据付を行っていた。車両用エンジンを活用することで、小型化・規格化し、各機器のマスプロダクツ化を徹底することで大幅なコストダウン、シンプル化、メンテナンス性の向上を目指している。

これを実現するため、ポンプ、ディーゼルエンジン、主配管の必要な技術仕様の動向を把握し、実証試験の仕様を決定するため、技術研究会を設置した。今回、技術研究会に参画する企業を公募する。

公募する企業は、ポンプ系が河川用排水ポンプメーカを想定、駆動系がマスプロダクツ化されたディーゼルエンジンを製造する自動車メーカーを想定する。配管系が新素材(ポリエチレン管など)やバルブメーカー。募集期間は10月22日から11月4日まで。

技術研究会では、吐出量1秒間に1立方メートル、揚程6メートルで車両用エンジンで駆動する排水ポンプの実現を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る