京都・洛北エリアでMaaS実証実験を実施へ---観光客の分散を図る

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京阪ホールディングス、京都市、京都市観光協会と東日本旅客鉄道(JR東日本)は10月26日、京都・洛北エリアでWeb型MaaS(モビリティアズアサービス)「奥京都 MaaS」の実証実験を10月27日から開始すると発表した。

実証実験は、京都市内中心部の混雑緩和や、地域観光消費額の増大と分散化、朝観光・夜観光の促進による観光時間帯の分散化といった課題解決を目的に、洛北エリア観光客の分散化を図るの目的。

Webサービスの利点を活かした洛北周遊の促進、新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組み、ガイドライン推進宣言事業所との連携の3つが実証実験のポイントとなる。

「奥京都 MaaS」では、Web 上で、大原・八瀬、鞍馬・貴船などの洛北エリア内を周遊するモデルコースを、観光客に分かりやすく提案するとともに、おトクで便利な鉄道・バスの特典付き企画乗車券、飲食チケットを販売する。また、デジタルスタンプラリーを展開するなど、洛北エリアでの周遊を「楽しく」促進することを図る。

企画乗車券は、Webサービスの利点を活用して利用開始時から24時間または36時間の時間単位とする。新幹線などを使ってJR京都駅に昼過ぎに到着する宿泊観光客などに利便性の高い企画乗車券とすることで、洛北エリア内での朝観光・夜観光を促す。

さらに、コロナ禍であることを踏まえ、京都市内の500メートルメッシュ単位の人口推計を確認できる機能を搭載した観光マップを提供する。1時間毎に直近1時間の人口推計データを表示、観光客が観光情報と京都市内各エリアの混雑状況を1つの地図でタイムリーに把握しながら旅行できるとしている。

実証実験は2021年1月31日まで。

《レスポンス編集部》

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