ULジャパン、自動車業界向けサイバーセキュリティサービスの提供を開始

UL Japan
UL Japan全 1 枚

米国の第三者安全科学機関であるULは、11月1日より、自動車業界向けサイバーセキュリティサービスの提供を日本国内で開始する。

2020年6月、国連欧州経済委員会(UNECE)の作業部会である自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)にて、車両のサイバーセキュリティおよびソフトウェアアップデートに関する法規基準が採択。この決定により、欧州で2022年7月以降に販売される新車は、同基準に合致し、規制、技術、安全に関わる要件に適合していることを示す型式認証の取得が必須となる。

またUNECEでは新たな法規基準への適合に向け、自動車のすべてのライフサイクルステージにおけるサイバーセキュリティ対策を求める国際規格ISO/SAE 21434を参照規格としている。自動車メーカーのほか、サプライヤーなど幅広い企業もセキュリティ対策の準備・導入が法的に義務化される。

今回ULが開始した自動車業界向けサイバーセキュリティサービスでは、サイバーセキュリティ管理システムのフレームワーク、ソフトウェアアップデート管理システムのフレームワーク、29の法規基準並びにISO/SAE 21434規格に基づくギャップ分析、脅威分析とリスクアセスメントのフレームワーク、サイバーセキュリティ監査、セキュリティ試験、オートモーティブ サイバーセキュリティ プロフェッショナルの認定などを提供。実践的かつ包括的なサイバーセキュリティ監査・評価サービスを国内自動車業界に向けて提供することで、欧州向け型式認証の取得を支援する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコ良すぎ」黒い三菱『アウトランダーPHEV』にSNSも注目! 価格については「気絶しそう」の声も
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. 都市型小型3輪EV「Lean3」、ベクターのOS「MICROSAR Classic」採用
  4. スズキは『モンスターハンター』とコラボ!『ジムニーノマド』&『DR-Z4S』カスタムほか、計9台を出展…東京オートサロン2026
  5. 日産の最上位セダン『アルティマ』、ブラックアクセントのミッドナイトエディション追加…米2026年型
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る