アキュラのSUVに「PMCエディション」---NSX と同じ工場でハンドメイド 10月29日北米発売[動画]

PMCとは米国オハイオ州のNSXの生産拠点

熟練した技術者が長時間かけて生産

NSXと同じオレンジ色は塗装に5日

2.0リットル VTECターボ+SH-AWD

アキュラ NSX と RDX の「PMCエディション」
アキュラ NSX と RDX の「PMCエディション」全 13 枚

ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは10月21日、『RDX』(Acura RDX)の「PMCエディション」を10月29日、北米市場で360台限定発売すると発表した。『NSX』を作るのと同じ熟練の職人によって、ハンドメイドで組み立てられる。

写真:アキュラ RDX の「PMCエディション」

初代RDXは2006年1月、デトロイトモーターショー2006で発表された。米国では小型プレミアムCUV(クロスオーバー・ユーティリティー・ビークル)に分類され、BMW『X3』などと競合した。2代目RDXは2012年2月、シカゴモーターショー2012で発表された。初代に対して、ホイールベースを延長し、トレッドを拡大。さらに、重心高を下げることで、ハンドリング性能や乗り心地を引き上げた。

現行の3代目RDXは2018年3月、ニューヨークモーターショー2018でワールドプレミアされた。新開発のプラットフォームと、最新のアキュラのデザイン言語「アキュラ プレシジョン コンセプト」や、「アキュラ プレシジョン コックピット」を導入している。

PMCとは米国オハイオ州のNSXの生産拠点

アキュラはこの現行RDXに、PMCエディションを設定し、北米市場で360台を限定発売する。「PMC」とは、「パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター」の略で、米国オハイオ州メアリズビルにある工場を指す。RDXのPMCエディションは、NSXと同じ工場で、ハンドメイドで組み立てられる。

パフォーマンス・マニュファクチャリング・センターは、NSXのグローバル生産拠点だ。熟練した技術者が持つ職人の技と、革新的な先進生産技術との調和を目指している。PMCは、NSXのようなスーパースポーツモデルの少量生産に適した生産設備を備えており、およそ100名の従業員が、各工程で先進のロボット技術と協調しながら、高いレベルの品質とクラフトマンシップを追求している。高度な生産技術を多数有しており、多くの特許を米国で申請済みだ。

熟練した技術者が長時間かけて生産

例えば、PMCでは熟練した技術者が長時間かけて、パワートレイン、サスペンション、電装部品、インテリア部品、ボディパネルを組み付けていく。ビジュアル作業標準システムにより、技術者は各工程で標準化された作業を忠実に実行することができる。

主要なボルトの取り付けはエキスパートによる手締めから始まり、その後ワイヤレス通信が可能なデジタルトルクレンチで締め付けることにより、締付トルクを精密に管理する。車両ごとにボルト一点一点のトルク実績を記録することができ、組立工程の品質を保証する。

PMCの工場の中央には、品質検証センターがある。工場内のあらゆる場所から、ガラス張りの壁を通して検証中の車両を見ることができる。また、高い技術を持った溶接のエキスパートが、部品ひとつひとつを溶接の各ステージで目視検査するとともに、寸法計測を行い、品質や精密性を検証する。この作業は、パワートレイン、サスペンション、ボディパネルといった構成部品の正確な組み付けと、高い動的性能を確保する上で、非常に重要という。

NSXと同じオレンジ色は塗装に5日

また、RDXのPMCエディションは、NSX用のボディカラー、「サーマルオレンジ・パール」で塗装される。初代NSXで採用していた「イモラオレンジ・パール」にインスピレーションを受けながら、現在の塗装技術の活用で、より鮮やかなオレンジとして刷新した色だ。サーマルオレンジ・パールは、高度なロボット塗装システムを使用して、複数のベースコートを塗布する。さらに、塗料の光沢を高めるために、4層のクリアコートが施される。硬化までを含めた塗装の総時間は、5日間だ。

この他、フロントグリルや20インチアルミホイールは、グロスブラックで仕上げた。ブラッククロームエグゾーストフィニッシャーを装備する。 ルーフ、ドアミラー、ドアハンドルも、グロスブラックとなる。

インテリアは、シート、センターコンソール、ドアパネル、ステアリングホイール、フロアマットにオレンジのステッチが添えられた。10.5インチのカラーヘッドアップディスプレイ、エボニーミラノレザー&「Ultrasuede」仕上げの16ウェイパワースポーツシート、ヒーター付きステアリングホイール、ヒーター付きリアシートを装備している。

2.0リットル VTECターボ+SH-AWD

パワートレインには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載する。最大出力272hp/6500rpm、最大トルク38.7kgm/1600~4500rpmを発生する。トランスミッションはパドルシフト付きの10速AT。4WDシステムの「SH-AWD」を組み合わせている。

出荷前の最終チェックもNSX同様の方式で行う。ラインエンドテスト、エキスパートによるホイールアライメント、ダイナモチェック、塗装検査、漏水テストなどを実施する。最後にPMCエディションは専用の保護カバーをかけて、販売店に出荷される。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LS』改良新型、操縦安定性と乗り心地を向上…1414万円から
  2. スバル『クロストレック』2.0Lが終了、ストロングハイブリッド主力に…価格は80万円上昇?
  3. 日産、新型コンパクトEV『PIXO』を9月23日発表…欧州Aセグメント市場に再参入へ
  4. 日産『エクストレイル』、車中泊仕様「マルチベッド」を改良…536万2500円から
  5. スバル『シフォン』改良、運転支援「スマートアシスト」強化…149万6000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
ランキングをもっと見る