人気ブランド「モレル」から、新型ハイエンドスピーカーが登場!…実力を搭載デモカーでチェックした

モレル・イレイト カーボン プロ 62A
モレル・イレイト カーボン プロ 62A全 11 枚

イスラエル発の実力スピーカーブランド“モレル”から、新たなハイエンドスピーカーが新登場する。その名は『イレイト カーボン プロ』そして『イレイト カーボン』だ。これらはどのようなスピーカーで、実力のほどはどれほどのものなのか…。

【画像全11枚】

それらを知るべく、10月某日、“モレル”の正規輸入代理店である“ジャンライン&パートナーズ”のギャラリーを訪ねた。そのリポートを詳細にお伝えする。

新たな“3rd”シリーズとして新登場!

最初に、新スピーカーの概要から紹介していこう。ちなみに今、日本で発売されている“モレル”のカー用スピーカーは計18ラインある。ハイエンドアイテムからエントリーモデルまでが多彩に用意され、マニアから初級者まで幅広い層が愛用している。

その中のフラッグシップは、ご存知『スプリーモ』シリーズだ。価格は2ウェイ機(パッシブ付)で80万円(税抜)。押しも押されもせぬ実力ハイエンドスピーカーシリーズとして、ラインナップの頂点に君臨している。そしてその次に限定モデルの『38 アニバーサリー リミテッド エディション』が名を連ね、3rdラインとして『イレイト チタニウム』が続いている。なお、これらの2ウェイセットは51万円(税抜)と24万円(税抜)だ。

で、今回新登場する『イレイト カーボン プロ』そして『イレイト カーボン』は、『38 アニバーサリー リミテッド エディション』と『イレイト チタニウム』の間に割って入る格好となる。

気になる価格は以下のとおり。『イレイト カーボン プロ 62A』(パッシブレス2ウェイセット)が35万円(税抜)、『イレイト カーボン プロ 63A』(パッシブレス3ウェイセット)が50万円(税抜)、『イレイト カーボン 62A』(パッシブレス2ウェイセット)が30万円(税抜)、『イレイト カーボン 63A』(パッシブレス3ウェイセット)が45万円(税抜)となっている。

なお、“プロ”が付くモデルと付かないモデルとの差異点はツイーターにある。ともに振動板サイズは1.1インチで同一ながら、“プロ”のツイーターは筐体が大きく、“プロ”でない方のツイーターは筐体がコンパクトでマウントも付属している。つまりインストール性はこちらの方が高い。そして音質傾向も異なっている。“プロ”のツイーターの方が高額なこともあり、サウンドの質感もより上質となる。それ以外、ミッドレンジと6.5インチミッドウーファーは共通だ。

各スピーカーユニットとパッシブは、単品でも発売される。

そしてセットのみならず、各スピーカーユニットは単品でも発売される。単品でラインナップするのは2種類のツイーターに1種類ずつのミッドレンジ、ミッドウーファー、そして9インチウーファーと、2ウェイ用パッシブおよび3ウェイ用パッシブ、以上の計7アイテムだ。

各機の価格は以下のとおりだ。“プロ”に含まれるツイーター『イレイト アルト』が15万5000円(税抜、ペア)。もう1つのツイーター『MT450』が10万円(税抜、ペア)、3.5インチミッドレンジ『イレイト カーボン MW3』が16万5000円(税抜、ペア)、6.5インチミッドウーファー『イレイト カーボン MW6』が21万5000円(税抜、ペア)だ。

さらに9インチウーファ『イレイト カーボン MW9』が12万5000円(税抜、1個)、2ウェイパッシブが7万5000円(税抜、ペア、バイアンプ可能)、3ウェイパッシブが9万5000円(税抜、ペア、バイアンプ可能)となっている。

なおツイーター以外のスピーカーユニットの振動板には、その名のとおりカーボン素材が使われている。ちなみに“モレル”のラインナップの中で製品名に“カーボン”と付くモデルはもう1つある。『ヴィルタス ナノ カーボン』シリーズがそれだが、その振動板と当シリーズの振動板とは「まったくの別物」とのことだ。当シリーズ用に特別に新調された振動板が採用されている、というわけだ。

デモカーは、“モレル”+“アークオーディオ”でシステムを形成!

では、サウンドインプレッションをお伝えしていこう。聴いたのは“ジャンライン&パートナーズ”の最新デモカー「BMW・225xeアクティブツアラー」だ。ちなみにこのクルマは今年2月に開催された『大阪オートメッセ2020』の同社ブースに展示されていたクルマで、その時にもすでに、『イレイト カーボン プロ』の3ウェイスピーカーのプロトタイプが搭載されていた。なお現在は、そのときのシステムからパワーアンプとDSPが換装されている。

スピーカー以外の搭載機材の顔ぶれは以下のとおりだ。ソースユニットにはDAP(デジタル接続)やスマホ(高音質コーデックのaptX HD仕様のBluetoothレシーバーを介して接続)が使えるようになっていて、DSPには“アークオーディオ”の『PS8-PRO JE』(税抜価格:19万2000円)が採用されている。サブウーファーももちろん“モレル”だ。『ウルティモ Ti 104』(税抜価格:16万円)がセレクトされている。で、新たに積まれたパワーアンプは“アークオーディオ”の最新機『ARC 1000.6』(6chモデル、税抜価格:17万円)と『ARC 1000.2』(2chモデル、税抜価格:15万5000円)の2台。2chモデルの方でミッドウーファーをドライブしている。

ちなみに同車には、シート下に取り付けられている『ヴィルタス ナノ カーボン』のミッドウーファー等を“アークオーディオ”のパワーアンプ内蔵DSPで鳴らすというまったく異なるシステムも搭載されているのだが、今回は『イレイト カーボン プロ』が使われている方のシステムの音だけを聴いた。

サウンドステージが奥深くリアル。1音1音の実在感もすこぶる高い。

テストトラックの1曲目のイントロが流れてまず感じたのは、サウンドステージの奥行きの深さと積層感。奥が深く、そして奥からステージの最前方まで音がしっかりと積み重ねられ、分厚く音場が形成されていたのだ。

その上で、1音1音の実在感が至って高い。音の1粒1粒が立体的で、そして手を伸ばせば触れられそうなくらいにリアルだ。また、S/Nの良さも印象的だった。すっきりとしていて見通しが実に良好だ。さらには、レスポンスの素早さ、キレ味の鋭さも際立っている。

ところで“モレル”サウンドというと、“ウォーム”とか“スムーズ”というような、どちらかというとマイルドな方向のサウンドというイメージを持っている方が多いのではないだろうか。しかしこのクルマで聴かれるサウンドは、少々印象が異なっていた。耳当たりの心地良さや質感の高さは流石は“モレル”と言ったところなのだが、パンチが効いていて良い意味で刺激的だ。ひょっとしたらそのあたりは、“アークオーディオ”のパワーアンプの特長が反映されてもいるのかもしれないが、インパクトの強い音に仕上げられている。この組み合わせで奏でられる音を気に入る愛好家は多いだろう。魅力に溢れるサウンドが展開されていた。

当シリーズはきっと、“モレル”のハイエンドスピーカーの新定番となるに違いない。トップエンドの『スプリーモ』は誰もが手にできる製品ではないが、ニューモデルならまだ価格的にこなれているし、サウンド的な手応えも十二分。しかも単品でも購入できるので、1つずつユニットを入れ換えていっても楽しいだろう。『イレイト カーボン プロ』と『イレイト カーボン』の登場で、“モレル”サウンドのファンは新たな目標を持てることと相成った。

『まいど大阪 秋の車音祭 2020』の会場で、試聴可能!

ちなみに当デモカーは、11月8日に開催される『まいど大阪 秋の車音祭 2020』の会場にもお目見えする予定だ。もしも『イレイト カーボン プロ』のサウンドに興味があってお近くならば、会場の「南港ATC(ピロティ広場)」まで足を運ぼう。

ところで“モレル”からはもう1つ、注目すべき新製品が登場する。取り付け奥行き寸法がわずか17mmという驚愕の薄型ミッドウーファーを擁する『ヴィルタス ナノ カーボン』シリーズが、Type2となって再デビューを果たす。

主な進化点は、ミッドウーファーのフレームが一層強固になったこと。アルミダイキャストとスチールのハイブリッドバスケットとなり、強度がさらに高められている。結果、特に低音の鳴り方が向上し、さらなる高音質化が果たされた。しかし価格の上昇率はわずかだ。『ヴィルタス ナノ カーボン 602』(2ウェイ)が13万5000円(税抜)、『ヴィルタス ナノ カーボン 603』(3ウェイ)が18万円(税抜)となっている。

インストール性の高い手頃な“モレル”スピーカーを欲するのなら、当機のチェックもお忘れなきように。

人気スピーカーブランド“モレル”から、新ハイエンドスピーカーが堂々登場! その実力を搭載デモカーで徹底チェック!

《太田祥三》

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