ジャガー最小SUV、『E-PACE』に改良新型…欧州発表

変化したフロントマスクに最新のLEDテクノロジー

最新のPivi Proインフォテインメントシステム

新デザインのステアリングホイールとドライブセレクター

ジャガー E-PACE 改良新型
ジャガー E-PACE 改良新型全 19 枚

ジャガーカーズは10月28日、小型SUVのジャガー『E-PACE』(Jaguar E-PACE)の改良新型を欧州で発表した。

E-PACEは、世界的に販売面で成功を収めている『F-PACE』の下に位置するSUVとして、ジャガーカーズが2017年7月に発表した。開発コンセプトは、「コンパクトパフォーマンスSUV」。スポーツカーのルックスとパフォーマンスを備えたSUVを目指し、BMW『X1』やアウディ『Q3』など、競合がひしめく小型SUV市場に参入した。

変化したフロントマスクに最新のLEDテクノロジー

このジャガーE-PACEが、デビューから3年が経過し、初の本格改良を受けて、改良新型が欧州で発表された。エクステリアは、フロントのデザインを変更する。中央の大型メッシュグリルは、ジャガーの伝統的なロゴにインスパイアされたダイヤモンドのディテールが施されたノーブルクローム仕上げとした。フロントバンパー左右の開口部も、新デザインだ。フロントフェンダーのエアダクトには、新たにジャガーの「リーパー」エンブレムが添えられる。

新設計のオールLEDヘッドライトを採用した。オプションのピクセルLEDテクノロジーでは、「ダブルJ」デザインのデイタイムランニングライトが組み込まれ、解像度と輝度を引き上げた。前方の道路をモニターし、ハイビームを自動的に調整するアダプティブドライビングビーム機能により、システムは各LEDを選択してさまざまな照射パターンを作り出し、視認性を引き上げる。

高度なLEDテクノロジーが「S」に搭載され、「SE」と「HSE」には、「オートハイビームアシスト」を備えたプレミアムLEDヘッドライトが搭載されている。

オートハイビームアシストは、カメラを使用してハイビームとロービームを自動的に切り替え、対向車を眩惑するリスクを軽減する。フロントのシーケンシャルインジケーターはSEとHSEに、リアのシーケンシャルインジケーターは、S、SE、HSEに標準装備されている。

最新のPivi Proインフォテインメントシステム

インテリアは、ダッシュボードの中央に11.4インチの曲面ガラスHDタッチスクリーンを装備した。これにより、新しい「Pivi Pro」インフォテインメントシステムを操作する。強化されたガラススクリーンには、2つのコーティング加工が施された。ひとつはアンチグレアで、もうひとつは指紋に対してだ。

最新のPivi Proインフォテインメントシステムは、ソフトウェアの無線(SOTA)アップデートが行える。シンプル化されたメニューと強化されたコネクティビティを備えており、システムを直感的に操作できる。

インテリアは、高級感の向上、コネクティビティの向上、洗練された機能の向上を追求した。ドライバー重視の空間には、ドライブセレクターの前方の収納エリアに、15Wのワイヤレスデバイス充電器を採用した。ドライバーが頻繁に手の触れる場所には、ソフトタッチ素材を使用している。

新デザインのステアリングホイールとドライブセレクター

新設計のドライブセレクターを採用した。上部は「クリケットボール」のステッチ、下部は金属で仕上げられ、触感を引き上げている。「JaguarDrive」は、金属製のロータリーダイヤルで操作する。

新デザインのステアリングホイールは、EVの『I-PACE』改良新型のデザインに影響を受けたものだ。このステアリングホイールには、金属製のパドルシフトが付く。

ヘッドレストには、ジャガーのリーパーがエンボス加工された。「Est.1935ジャガーコベントリー」の室内装飾タグが、ブランドの伝統を際立たせている。

《森脇稔》

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