10月の新車総販売は29.2%増に…前年の反動で1年1か月ぶりプラス

日産 キックス
日産 キックス全 3 枚

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が11月2日に発表した10月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比29.2%増の40万6851台となった。前年の10月が消費税増税で大きく落ち込んだ反動が出た。

【画像全3枚】

ただ、一昨年の10月(41万8987台)との比較では約3%少ない水準に戻しており、コロナ禍による販売減からの回復も着実に進んいる。総台数のうち登録車は31.6%増の25万3304台と大幅に伸ばし、1年1か月ぶりのプラスとなった。

乗用車メーカーのブランド別では、三菱自動車(16.6%減)を除く全社が増加した。とくに、『ヤリスクロス』や『ハリアー』といった新型SUVなどが好調なトヨタ(レクサス含む)は37.7%増と市場を上回る伸びとなった。登録車市場に占めるシェアは55.8%と過半数に達した。

また『フィット』などが高水準のホンダも44.0%増と大きく伸ばした。新モデル『キックス』を投入している日産(10.8%増)、同様の『レヴォーグ』を擁すスバル(16.6%増)も回復ぶりを示した。

一方、軽自動車は25.6%増の15万3547台で、1年1か月ぶりのプラスとなった。メーカー別では、ダイハツ(41.3%増)など全社が増加し、スズキ(7.3%増)を除く7社が2ケタの伸びを記録した。販売シェはダイハツが35.7%で3か月ぶりに首位となった。2位に後退したススキは29.7%だった。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  3. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  4. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  5. 「このまま出て欲しい」「かっこいい!」既成概念を壊す、次世代トヨタ『カローラ』の姿に注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る