日本自動車販売協会連合会は11月2日、2020年10月の新車販売台数(軽を除く)を発表。前年同月比31.6%増の25万3304台で13か月ぶりのプラスとなった。
新車販売台数は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、4月は同25.5%減、5月は同40.2%減と悪化。その後は6月が同26.0%減、7月は同20.4%減、8月は同18.5%減、9月は同15.6%減と回復傾向にあり、10月は前年同月が消費税増税の駆け込み需要の反動で落ち込んでいたこともあり、1年1か月ぶりのプラスとなった。
車種別では、乗用車が同34.5%増の22万1487台で13か月ぶりのプラス。このうち、普通乗用車が同34.9%増の12万4344台で13か月ぶりのプラス、小型乗用車は同34.0%増の9万7143台で7か月ぶりのプラスとなった。
貨物車は同15.9%増の3万1361台で13か月ぶりのプラスとなった。内訳は普通貨物車が同28.4%増の1万1977台で14か月ぶりのプラス、小型貨物車が同9.4%増の1万9384台で13か月ぶりのプラス。バスは同41.6%減の456台で8か月連続のマイナスとなった。
トヨタ・ライズブランド別では、トヨタが同40.0%増の13万7510台、ホンダは同44.0%増の2万6483台でともに13か月ぶりのプラス。日産も同10.8%増の1万9824台で23か月ぶりに前年同月実績を上回った。そのほかの乗用車ブランドではマツダ、スズキ、スバル、ダイハツがプラス、レクサスと三菱自動車はマイナスとなった。
●新車登録台数ブランド別ランキング
1位:トヨタ 13万7510台(40.0%増・13か月ぶり増)
2位:ホンダ 2万6483台(44.0%増・13か月ぶり増)
3位:日産 1万9824台(10.8%増・23か月ぶり増)
4位:マツダ 1万0797台(6.4%増・8か月ぶり増)
5位:スズキ 7795台(11.8%増・2か月ぶり増)
6位:スバル 5869台(16.6%増・9か月ぶり増)
7位:ダイハツ 5135台(88.2%増・12か月連続増)
8位:日野 4418台(19.6%増・14か月ぶり増)
9位:いすゞ 3968台(8.9%増・2か月連続増)
10位:レクサス 3835台(14.3%減・11か月連続減)
11位:三菱ふそう 3139台(46.4%増・7か月ぶり増)
12位:三菱 1662台(16.6%減・13か月連続減)
13位:UDトラックス 751台(38.6%増・10か月ぶり増)
その他(輸入車など) 2万2118台(32.9%増・12か月ぶり増)
※()内は前年同月比