【ホンダ オデッセイ 改良新型】マイナーチェンジで表情変化、使い勝手も向上[詳細画像]

デザインアイコンとしてのグリルを装備

2020年モデルは快適装備・機能を充実化

e:HEVをオデッセイにも用意…直噴ターボは未設定

ホンダ オデッセイ アブソルート EX
ホンダ オデッセイ アブソルート EX全 27 枚

2013年にフルモデルチェンジされた5代目となるホンダの上級ミニバン『オデッセイ』が、6年の時を経てビックマイナーチェンジを受けた。2020年モデルではフロントマスクを始めとするデザイン面、ディスプレイ等の電装系、パワーテールゲート等の使い勝手を向上する装備に手が加えられた。

ボディーサイズは全長4855×全幅1820×全高1695mm。ホイールベースは2900mmとなっている。グレードは上位グレードの「アブソルート EX」、下位グレードの「アブソルート」の2つを設定している。

デザインアイコンとしてのグリルを装備

ホンダ オデッセイ アブソルート EXホンダ オデッセイ アブソルート EXマイナーチェンジでの大きな変更点の一つとして、デザイン鮮度の向上が挙げられる。押し出し感とワイド感を強調したフロント大型グリルと一体となっているヘッドランプは、同社のセダン『インサイト』や『アコード』等と統一することで、ひと目でホンダ車とわかるデザインアイコンを採用した。

ホンダ オデッセイ アブソルート EXホンダ オデッセイ アブソルート EXインテリアでは、上部がソフトパッド、下部が木目加飾だったインストルメントパネルを上部に質感の高い加飾パネル、手が触れやすい下部にソフトパッドを採用。助手席側の上部パネルはリッド付き大型収納ボックスとしての機能をもたせた他、運転席側には収納式ドリンクホルダーが追加されている。また、現行の3.5インチコンビメーターパネルを7インチへと拡張し、パネル中央のインフォテイメントディスプレイには10インチの大型ディスプレイをディーラーオプションで設定している。

ボディーカラーには、新色のオブシダンブルー・パールを含む全5色が設定。インテリアカラーはブラックとアイボリーの2色で、レザーやコンビなどの表皮を3タイプ、ブラウン木目の加飾を合わせて用意した。

2020年モデルは快適装備・機能を充実化

ホンダ オデッセイ アブソルートホンダ オデッセイ アブソルートユーザーの使い勝手を向上するべく追加された装備/機能は主に5点。同社HPにて先行公開されていた「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア(リア両側)」は、ドアノブに触れること無く光るセンサーに手をかざすことでパワースライドドアの開閉を行うことが可能。開閉中に光に触れることで一時停止も行える。パワースライドスライドドアが閉まり切る前にドアクローズ後の施錠が可能な「予約ロック」機能とともに標準装備となっている。2列目は、約300mmという低ステップ高と1230mmの開口部高さ、750mmの開口部幅により優れた乗降性を持つ。アブソルートには、リモコン操作でシートを車外の低位置までせり出すことで乗り降りをサポートする「サイドリフトアップシート/助手席リフトアップシート」を設定している。

ホンダ オデッセイ アブソルートホンダ オデッセイ アブソルートアブソルートEXには、リアバンパー底面に足先をかざすことでテールゲートの開閉を行う「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」を装備。開閉途中でのテールゲート保持や開く高さの設定変更も行えるという。そのテールゲートの開口部高さは1030mm、最大幅が1160mm、地上高525mmで、フル乗車時でラゲッジ容量は330リットルとなっている。

ホンダの先進安全装備であるホンダセンシングにも充実化が図られ、衝突安全ブレーキや車線維持支援システムなどの機能の他、マイナーチェンジモデルには「後方誤発進抑制機能」を追加。後方の障害物を検知し、誤ってアクセルペダルを踏み込んだ場合の急発進を予防する。渋滞追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールはハイブリッド車のみの装備となっている。

価格は349万5000円から

ホンダ オデッセイ アブソルート EXホンダ オデッセイ アブソルート EX2020年モデルに用意されたパワーユニットは、ガソリンとハイブリッドの2種類で、従来モデルにラインナップされている直噴ユニットは設定されていない。まず、ガソリン車には、最高出力172ps、最大トルク225Nmを生み出す2.4リットルi-VTECエンジンが搭載され、4WDモデルには路面状況や走行状態に応じたトルク配分を行うインテリジェントコントロールシステムが採用。駆動方式は4WDの他にFFも設定されている。

また、ハイブリッド車には2モーターハイブリッドシステムを2.0リットルガソリンエンジンと組み合わせる「e:HEV」を採用しており、EVドライブモードを始めとする3つの走行モードの切り替えが可能だ。WLTCモード燃費は、ガソリン車(アブソルートグレード・FF)で12.8km/L、ハイブリッド車(アブソルートグレード・8人乗り)で20.2km/L。駆動方式はFFとなっている。

価格は、ハイブリッドのe:HEV搭載車が419万8000円から458万円まで。ガソリン車は349万5000円から392万9400円までで、それぞれに8人乗り、7人乗りが設定されている。アブソルートに用意されたサイドリフトアップシート車(7人乗り)は363万4000円、助手席リフトアップシート車(8人乗り)は358万2000円から。

《滑川寛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. かつての『ハイラックスサーフ』、15年ぶりのモデルチェンジへ…トヨタが予告
  2. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  3. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  4. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  5. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
  6. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  7. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  8. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
  9. マットブラックのカスタムハイエース、限定20台で発売決定
  10. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
ランキングをもっと見る