ホンダ 倉石副社長「事業体質を更に改善」…通期営業利益は4200億円に上方修正

ホンダ 倉石誠司副社長(参考画像)
ホンダ 倉石誠司副社長(参考画像)全 3 枚写真をすべて見る

ホンダが11月6日にオンライン会見で発表した2021年3月期の第2四半期(4~9月期)連結決算は、中国などでの販売回復を受け、営業利益は1692億円(前年同期比64%減)の黒字に転換した。通期予想も大幅に上方修正した。

第1四半期の営業損益は1136億円の赤字であり、そこから急回復させた。第2四半期の四輪車グローバル販売は20%減の204万5000台となった。小売りベースでは主力の米国が19%減の68万2000台となったものの、早期に回復が進んできた中国は7%増の84万4000台と前年を上回った。中国では7~9月に連続して単月の販売が過去最高になったという。

営業損益段階での販売減の影響(売上変動・構成差)は4882億円にのぼった。ほぼ新型コロナウイルスの影響による。為替は1ドル107円で2円の円高となり、通貨全体での為替変動による悪化影響は215億円となった。売上高は25%減の5兆7751億円、純利益は57%減の1600億円だった。

通期の四輪車販売計画は8月時点より10万台上方修正して460万台(前期比4%減)とした。日本や中国で上積みしている。これにより、通期の営業利益は2200億円多い4200億円(34%減)、純利益は2250億円増額の3900億円(14%減)に上方修正した。売上高は2500億円増額の13兆0500億円(13%減)の予想。

オンラインで会見した倉石誠司副社長は、第2四半期業績について「新型コロナの感染拡大影響で非常に厳しい環境となったものの、全てについて抜本的な事業活動の見直しを行った。第1四半期の赤字から一転して1692億円の営業利益になった」と評価した。

また、下期の取り組みに関しては「感染拡大など市場の先行きは依然として不透明だが、販売費および一般管理費の抑制やコストダウン努力を一層強化するなど、上期に構築した事業体質の更なる改善をめざす」と強調した。

《池原照雄》

ピックアップ