ホンダ、1692億円の営業黒字に転換 2020年4-9月期決算

本田技研工業 本社(東京青山)
本田技研工業 本社(東京青山)全 1 枚

ホンダは11月6日、2020年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。第1四半期における1136億円の営業赤字から1692億円と黒字に転換した。

売上高は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、全ての事業における減収により、前年同期比25.2%減の5兆7751億円となった。営業利益は売上変動および構成差に伴う利益減はあったものの、販売費および一般管理費の抑制やコストダウン効果などにより、同64.2%減の1692億円。税引前利益は同53.0%減の2722億円、当期利益は同56.6%減の1600億円となった。

2020年4~9月期のグループ販売台数は四輪が同20.2%減の204万5000台。二輪は同36.9%減の632万2000台となった。

四輪事業は経済活動の規制緩和に伴い、多くの国で販売は緩やかに回復してきたものの、北米やアジアなどでの販売減を受け、売上高は同2.5%減の2兆4670億円。営業利益は同28.7%減の1253億円となった。

二輪事業は多くの国で販売は回復してきているものの、為替影響などにより売上高は同5.7%減の4930億円。営業利益は同12.0%減の684億円となった。

金融サービス事業は主に四輪車の販売に関連するクレジット損失の減少などにより、営業利益は同40.6%増の932億円となった。ライフクリエーション事業及びその他の事業は、売上変動および構成差に伴う利益減などにより、営業利益は同56.0%減の41億円。なお、その他事業に含まれる航空機および航空機エンジンの営業損失は81億円となった。

通期の業績見通しは、新型コロナウイルス感染症の拡大影響により先行き不透明であるものの、上期に構築した事業体質を反映し、上方修正。売上高13兆0500億円(前回予想比+2500億円)、営業利益4200億円(同+2200億円)、税引前利益6600億円(同+2950億円)、当期利益3900億円(同+2250億円)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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