ドゥカティ『スクランブラー』に2021年型、「ナイトシフト」新設定…欧州発表

夜の雰囲気を呼び起こすダークカラーのナイトシフト

1980年代のエンデューロバイクを意識した「デザートスレッド」

L型2気筒「デスモドロミック」エンジンは最大出力73hp

ドゥカティ・スクランブラー・ナイトシフト(2021年モデル)
ドゥカティ・スクランブラー・ナイトシフト(2021年モデル)全 14 枚

ドゥカティは11月12日、『スクランブラー』(Ducati Scrambler)の2021年モデルをデジタルワールドプレミアした。

夜の雰囲気を呼び起こすダークカラーのナイトシフト

ドゥカティスクランブラーの2021年モデルには、「ナイトシフト」が設定された。ナイトシフトは、大都市の世界に触発された大胆なキャラクターを備えたバイクだ。クラシックなラインと夜の雰囲気を呼び起こすナイトシフトは、アイコニックなスタイル、洗練されたラインとディテールにこだわったという。ダークカラーとして、新色の「アビエーターグレイ」が用意される。

ナイトシフトは、『1100 Sport Pro』から受け継いだ幅広いハンドルバー、カフェレーサースタイルのリアビューミラーを装備した。LEDターンインジケーターとガラス製レンズ付きのヘッドライトも装備されており、洗練されたディテールを強調している。

ナイトシフトには、フルスロットルスタイルのリアマッドガードが装備されない。そのため、バイクはよりアグレッシブな雰囲気となり、視覚的にコンパクトに見える。また、フラットトラックからインスパイアされたサイドゼッケンプレートを採用する。クラシカルな「Scrambler Ducati」のロゴも配されている。

ナイトシフトには、ライダーとパッセンジャーの快適性を高める新設計のフラットシートが装備されている。このフラットシートは、カフェレーサースタイルだ。また、ナイトシフトには、スポークホイールを装着した。タイヤは、アスファルトとダートの両方での使用に適したピレリ製「MT60」タイヤを組み合わせている。

1980年代のエンデューロバイクを意識した「デザートスレッド」

ドゥカティスクランブラーの2021年モデルには、「デザートスレッド」を設定した。デザートスレッドは、1980年代のエンデューロバイクへのオマージュだ。

デザートスレッドには、燃料タンクとマッドガード、ゴールドリムの赤と白のディテールが強化された新色の「スパークリングブルー」を採用した。これにより、イメージチェンジが図られた。シートには、新しい滑り止めライニングを装備する。サスペンションのストローク量は200mmとした。ヘッドライトメッシュガードを標準装備し、オフロード性を強調している。

2021年モデルには、黒いフレームと黒いシートを備えたクラシックな「62イエロー」と並んで、「ドゥカティレッド」カラーもラインナップされている。交換可能なアルミ製サイドパネルや機械加工が施されたアルミ製ベルトカバー、新デザインのサイレンサーカバーを採用している。

L型2気筒「デスモドロミック」エンジンは最大出力73hp

スクランブラーの2021年モデルは、排出ガス中の有害物質を規制するユーロ5基準に準拠するようになった。排気量803ccのL型2気筒「デスモドロミック」ガソリンエンジンは、73hp/8250rpmの最大出力と、6.75kgm/5750rpmの最大トルクを獲得した。ステンレス製エグゾーストシステムを装備している。

また、新しくなったサスペンションセットアップ、新デザインのアルミ製ハンドルバーを採用した。ライダー、パッセンジャーともに、さらなる快適性を追求している。

スクランブラーの2021年モデルは、「ドゥカティ・マルチメディア・システム(DMS)」に対応する。シフトポジション・インジケーターと燃料計、新デザインのハンドルバー・スイッチギア、油圧式クラッチと調節式レバーを新たに採用した。デュアルチャンネルのボッシュ製コーナーリングABSを標準装備している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る