VW、電動化などへの投資を22%増額---全体の約半分をEVに充当

フォルクスワーゲン ID.3
フォルクスワーゲン ID.3全 4 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は11月13日、電動化など次世代技術への投資を、約730億ユーロに増額すると発表した。

写真:フォルクスワーゲンの新世代EV

フォルクスワーゲングループは2030年までに、グループ全体で約70車種の新型EVと約60車種の新型ハイブリッド車を、市場に投入する予定だ。これにより、2030年までに生産する電動車両は、およそ2600万台に増加する見通し。2600万台の内訳は、EVがおよそ1900万台、ハイブリッド車がおよそ700万台になる。

2030年までに生産を目指す約1900万台のEVは、グループのモジュラー電動車台「MEB」がベースだ。約700万台のハイブリッド車のほとんどは、高性能プラットフォームの「PPE」をベースにする。

フォルクスワーゲングループは今後5年間で、電動化やデジタル化などの将来の重要分野への投資を、およそ730億ユーロに増額する予定だ。これは、グループの前回の計画と比較すると、およそ22%の増額になる。総額730億ユーロのうち、およそ半分の約350億ユーロをEVに投資する計画で、ハイブリッド車には約110億ユーロを投資していく。

フォルクスワーゲングループは、電動化などの次世代技術への投資がグループ全体の投資に占める割合は、前回計画の40%から約50%に引き上げられた、としている。

《森脇稔》

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