ピニンファリーナ・バッティスタ、世界50か国以上でオンラインサービス…ハイパーカー初

車載SIMカードとローミングテクノロジー

万一のトラブル時には世界の場所を問わずエンジニアを派遣

世界最大のEV充電ネットワークのひとつを5年間無料で利用可能

最大出力1900hpの4モーターで最高速350km/h

アウトモビリ・ピニンファリーナ・バッティスタ
アウトモビリ・ピニンファリーナ・バッティスタ全 16 枚

アウトモビリ・ピニンファリーナは11月16日、通信大手のドイツテレコムと提携を結び、EVハイパーカーの『バッティスタ』の顧客に世界50か国以上でオンラインサービスを提供すると発表した。ハイパーカーでのこのようなサービスは、世界初という。

写真:ピニンファリーナ・バッティスタ

車載SIMカードとローミングテクノロジー

バッティスタには、世界中で快適なコネクティビティを実現するために、車載SIMカードとローミングテクノロジーを採用する。ドイツテレコムの強固なネットワークにより、バッティスタの顧客は国境を越えても、通信が途絶えることはないという。

バッティスタでは、「Over-The-Air(OTA)」アップデートを通じて、車両のソフトウェアを常に最新の状態にしておき、顧客の利便性を高める。OTAアップデートでは、EVパワートレイン、安全とドライビングダイナミクスシステム、車両制御、インフォテインメント、デジタルサービスなどにおいて、バッティスタの26の電子制御モジュールをリモート更新できる。

ソフトウェアのアップデートは、自宅の駐車場に停めている間に、車載SIMカードを通じて、Wi-Fi経由で行われる。アウトモビリ・ピニンファリーナによると、バッティスタは将来を見据えており、顧客は年月が経つにつれて、最新のソフトウェアの進歩の恩恵を受け続けるという。

万一のトラブル時には世界の場所を問わずエンジニアを派遣

バッティスタには、スマート診断テクノロジーが導入される。スマート診断テクノロジーは、常に車両を監視して、EVパフォーマンスや安全性を維持し、潜在的な問題が発生するのを防止する。システムが、ソフトウェアアップデートでは対処できない問題を検出した場合、アウトモビリ・ピニンファリーナは、世界のどこに車両があっても、問題を解決するために、高度なスキルを備えたエンジニアを派遣する。

専用開発されたスマートフォン向けアプリは、顧客が常にバッティスタとの接続を保ち、顧客がリモートで車両のロック&ロック解除、車両のテレメトリーの表示、充電状態の確認、現在位置のモニターを行えるようにする。移動中、ドライバーはスマートフォンをシームレスにリンクさせ、車載アプリや機能をミラーリングし、音楽ストリーミングやリアルタイムナビゲーション機能を強化できる。

世界最大のEV充電ネットワークのひとつを5年間無料で利用可能

ドライバー正面には、小型ディスプレイモニターがレイアウトされ、重要な情報を表示する。コンパクトなステアリングホイールの両側には、ドライバーに向けた大型ディスプレイモニターを設置したデジタルコックピットを採用する。左側の画面で車両のダイナミクスとパフォーマンスをコントロールし、右側の画面でメディアとナビゲーションを操作する。ピニンファリーナによると、最小限のボタンとスイッチで、ドライバーが車と対話する方法を直感的に作り出しているという。

アウトモビリ・ピニンファリーナは外出先での充電について、世界最大のEV充電ネットワークのひとつ、「ChargePoint」と提携した。この提携により、バッティスタの顧客は、無料で5年間、無制限にChargePointの充電ステーションを利用できる。出力180kWのDC急速充電システムを使用すると、25分でバッテリーの80%の容量まで充電できる。

最大出力1900hpの4モーターで最高速350km/h

バティスタのEVパワートレインは、4個のモーターを搭載し、合計で最大出力1900hp、最大トルク234.5kgmを引き出す。パワフルなモーターが4輪を駆動し、トルクベクタリング機能も採用した。0~100km/h加速2秒以内、0~300km/h加速12秒以内の性能を発揮する。

また、5種類の走行モードが切り替えられる。リチウムイオンバッテリーはセンタートンネルとシート後方に、T字型にレイアウトされ、蓄電容量は120kWh。1回の充電での航続は、およそ500km(WLTP計測)の性能を備える。バッテリーは急速充電に対応している。

《森脇稔》

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