【メルセデスベンツ Eクラスクーペ&カブリオレ 新型試乗】この上なく上質な「E300」の走り…島崎七生人

メルセデスベンツ Eクラスクーペ(E300)
メルセデスベンツ Eクラスクーペ(E300)全 25 枚

クーペとカブリオレ。いずれも『Eクラス』にとって伝統的なボディタイプだ。「ミディアム」と呼ばれた初代のW124(セダン)の時代からC124(クーペ)、A124(カブリオレ)がそれぞれ設定されてきた。

【画像全25枚】

どちらも基本のセダンと上級のエステートの「TE」の上を行く、よりパーソナル色の強いモデルの位置づけ。ちなみに最新のコードネームは、セダン/ワゴンが「W/S213」なのに対し、クーペ/カブリオレは「C/A238」と呼ぶ。

最新のメルセデスデザインに歩調を合わせた

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ(E300)メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ(E300)
直前のクーペは2017年、カブリオレは2018年とセダンとは時間差での投入だったが、今回の大幅刷新、納車のタイミングは1か月違いだからほぼ同時。外観では、いわゆるフェイスリフトでフロント回りが一新されたのが目新しい。

といってもグリル形状がこれまでの逆台形から台形に変わり、ヘッドランプはLEDポジショニングライトを始め、内部のデザインが一新された。いずれも従来型オーナーなら、見れば素早く反応を示せるはずで、要は、最新の他のメルセデス・ベンツのモデルとデザインの歩調を合わせたところだ。

新世代のステアリングホイール

メルセデスベンツ Eクラスクーペ(E300)メルセデスベンツ Eクラスクーペ(E300)
インテリアでは、触れているだけでハンズオンを検知する静電容量式センサーのパッドをリムに組み込み、同じくスポーク部のスイッチ類も静電容量式のタッチコントロールボタンとした新世代のステアリングホイールの採用が目に止まる。ほかにセンターコンソールには(カブリオレを除き)新しいタッチパッドが備わる。

またMBUX ARナビゲーションの新採用(拡張現実を利用し画面に風景や矢印、名称などを映し出す)、手と腕の動きで各種機能が呼び出せるMBUXインテリアアシストなども採用(カブリオレ除く)。加飾部分に使われている素材、色味が変えられ、新鮮味を出していることも見逃せない。

この上ない上質感を見せた「E300」の走り

メルセデスベンツ Eクラスクーペ(E300)メルセデスベンツ Eクラスクーペ(E300)
試乗車はクーペ、カブリオレともに「E300」で、4気筒の2リットル直噴ターボ(258ps/370Nm)+9速ATを搭載。さらに車速、走行条件に応じてダンピング特性や車高を自動調整するAIR BODY CONTROLサスペンションが標準となるクルマだった。

車重はクーペが1800kg、カブリオレが1870kgだったが、両車ともにパワーフィールの乗り味も実にスムースなもので「この上ない上質感」というほかない快適性の高い走りを味わわせてくれた。

カブリオレは例のサスペンションが特性を自動的に補正してくれるおかげで、ソフトトップの開閉に関わらず、変わらないボディのしっかり感と心地いい乗り味を堪能させてくれる。

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ(E300)メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ(E300)

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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