BMWの新世代EV『iX』、ゲーム技術を導入して初めて開発

BMWの新世代EVのiXの開発に初めて導入されたゲーム技術
BMWの新世代EVのiXの開発に初めて導入されたゲーム技術全 5 枚

BMWグループ(BMW Group)は11月24日、新世代EVの『iX』の開発に同社として初めて、ゲームの技術を導入した、と発表した。

ゲーム技術やバーチャルリアリティ(VR)アプリケーションは、自動車の開発のさまざまな場面で利用されている。BMWグループは、米国のソフトウェア企業のEpicGames社の「アンリアルエンジン」をベースにした複合現実(MR)システムを開発し、新世代EVのiXの開発に初めて使用した。

これにより、さまざまな素材の光の効果や光の反射などを考慮した3Dレンダリングを、すばやく作成することが可能になった。BMWグループによると、iXの開発の早い段階で、機能やユーザーエクスペリエンスをリアルタイムに実装することができたという。

BMWグループは今後、EpicGames社のコラボレーションをさらに発展させる。ゲームエンジン技術を使用することによって生み出される可能性は、多くの分野で効率的なだけでなく、さまざまな設計や製造プロセスに導入できるためだ。

BMWグループは、アンリアルエンジンは、VRやARエクスペリエンスプラットフォームの重要な部分であり、ゲームエンジンの開発者と協力して、テクノロジーを活用する新しい方法を見出していく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 新型『CLA』を生産するメルセデスベンツ「最新デジタル工場」の現場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る