菅内閣の支持率、指導力不足で下降線---コロナ対応大半が「評価せず」[新聞ウォッチ]

航空自衛隊観閲式に出席した菅首相(11月28日、入間基地)
航空自衛隊観閲式に出席した菅首相(11月28日、入間基地)全 1 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

菅内閣の支持率が下降線の一途をたどっているという。日本経済新聞社とテレビ東京が、11月27~29日に世論調査を実施したところ、菅内閣の支持率は58%で10月の前回調査から5ポイント低下した。政府の新型コロナウイルス対応について「感染防止と経済活動の両立を目指すべきだ」と答えた人は57%。「感染防止を優先すべきだ」の34%や「経済活動を優先すべきだ」の7%だったが、「評価しない」割合が48%と前回よりも13ポイント上がり、「評価する」の44%を上回ったという。

きょうの日経が1面で「内閣支持率58%に低下」とのタイトルで報じているほか、関連記事を2面に掲載。5%の低下といえば、驚くこともないが、9月の就任時の調査では歴代3位の高支持率だった74%から比べると、わずか2か月余りで16ポイントも下がったことになる。内閣を支持しない理由で最多だったのは「指導力がない」の37%だったそうだが、調査では「感染の収束が見えない足元の状況への不安が影響したとみられる」と分析している。

また、菅首相の肝いりで始まった国内の観光需要喚起策「Go Toトラベル」については、感染拡大を目的地とする旅行の新規予約を一時停止した措置を「妥当」と回答した人は61%にのぼり、利用制限が「不十分だ」は25%。「一時停止すべきではない」の8%よりも多かったという。

さらに、首相が10月の所信表明演説で掲げた温暖化ガス排出量を2050年までに実質ゼロにする方針は「評価する」が70%。「評価しない」の23%に大差をつけた。調査結果からも国内の自動車業界は「脱ガソリン車」への流れはさすがに無視できなくなってきたようだ。

2020年11月30日付

●コロナ退職募集上場企業で増、業績悪化若年層に波及(読売・3面)

●経済転換、自動車、密回避「車内 オフィス」ネット完備リモート会議も(読売・4面)

●五輪コロナ対策1000億円規模、延期、追加総額3000億円か(朝日・1面)

●無人駅東京でも1割、障害者に支障、国、指針策定へ、国交省調査(毎日・1面)

●春闘「ジョブ型雇用」焦点、在宅普及で業務明確化(産経・2面)

●全トヨタ労連、立民に不満、共産と協調姿勢懸念、与党連合自民は歓迎(産経・5面)

●NEC社長に森田氏、海外事業拡大の路線継承(日経・1面)

●内閣支持率58%に低下、コロナ対応「評価せず」48%本社世論調査(日経・1面)

《福田俊之》

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